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休止を期に

小笠原 舞子
突然だが、私がアナウンサーを目指した理由は、胸を張って語れるほど立派なものではない。

高校生の時、所属する放送委員会で行っていた朗読を通して、気持ちを込めて言葉を伝えることの楽しさを実感したから、というのは一つの理由として間違いないのだが、
それだけで受験を乗り越え、就職活動のモチベーションを維持できるほど、私は強い人間ではなかった。

嵐だ。
当時、クラスの女子の間で毎日、松本潤さんの出演するドラマが話題に上っていた。
友人がCDを貸してくれ、嵐の曲を聴きながら通学する日々。
好きになるまでそう時間はかからなかった。

大学選びもシンプルだ。櫻井翔さんを好きになった。
「櫻井くんと同じ大学に行きたい、櫻井くんと同じテレビの仕事がしたい」その想いが私を動かした。入試の面接のとき、尊敬する人は誰?という質問に対し、「櫻井翔さんです。」と答えたのは今ではいい思い出だ。もちろん、その後にはしっかりとそう考えるに至った理由をもっともらしく述べたわけだが…笑

嵐を好きになっていなかったら、私はそもそも岩手から上京しただろうか。
最後まで強い気持ちでアナウンサーを目指しただろうか。
答えはノーだ。

もちろん、そんな簡単に人生を決めていいの?と考える人もいるだろう。
ただ、私は思うのだ。人生の岐路に立たされた時、道を決めるきっかけは案外、
“誰かのようになりたい、誰かと一緒にいたい”
そんな単純で素直な気持ちなのかもしれない。
進んだ未来の価値は本人にしかわからない。他人には計り知れない。

楽しいときも辛いときも豊かに人生を彩ってくれた嵐。
今の私があるのは、間違いなく嵐のおかげなのだ。
日本中に世界中に私と同じ気持ちの女性たちがたくさんいらっしゃることだろう。

活動休止までおよそ2年、これからも、その先の未来もずっと応援し続けます。