STVラジオ 番組審議会


●番組審議会とは、放送法で「放送事業者は放送番組の適正を図るため、放送番組審議機関を置くものとする」(放送法第6条)と設置を義務づけられた機関です。
●株式会社STVラジオでは、ほぼ毎月1回ずつ年10回、番組審議会を開催し、放送番組の内容や放送に関する問題について審議が行なっています。
●番組審議会でのご意見は、STVラジオで毎月最終日曜日 朝5時30分〜5時40分放送の「ハイ!STVラジオです」でもご紹介していますのでお聴きください。

令和五年度第10回番組審議会議事録

1.開催日時

令和6年3月28日(木)
午後4時00分から午後5時00分

2.開催場所

札幌テレビ放送会館 アネックス7階 A会議室

3.出席者

 委員数   6 名
[出席委員]  5 名
 福津 京子 委員長 
 木林 尚稔  委員 
 向原 悟   委員 
 土川 慎一郎 委員
 野口 詩穂子 委員  

[欠席委員]  1 名 (書面提出)
 番井 菊世  副委員長  
  
[会社側代表] 3 名
 橋本 秀樹  代表取締役社長
 平山 大策  取締役編成制作部長  
 村上 安昌  プロデューサー
                            
[事務局]  2 名
 杉本  修  放送審議室長
 岡嶋  勲  書記

4.議題

(1)「COCONO Sラジ」(2024年3月8日(金) 13:00から14:00放送)



5.議事の概要

令和5年度第10回番組審議会は、2024年3月8日(金)に放送された『COCONO Sラジ』について審議され、各委員から以下のようなご意見、ご要望を頂きました。

●オープンスペースからの放送ということなので、その場に見に来ている人と何かやり取りがあるのかな、と勝手にイメージしていました。「これ、見た人いますか?」みたいな対話がなどがあるのかなと想像していたのですが、毎回は難しいと思いますが、そういうリスナーとのやり取りがあったら面白いのかなと思いました。すすきのと言えば、やはり夜のマチというイメージがありますが、最近は開発が進んだおかげなのか、昼でも結構、明るい気持ちで、すすきのからの番組を聴いているのではないかなと思いました。すすきのが夜だけじゃないという流れを感じることができたなと思います。

●すすきのが以前のイメージから進化して、生まれ変わっていく街だということを、さまざまな形で表現していて、リスナーにとっても「ぜひ行ってみたいな」という気持ちになる番組だったのかなと思います。
 音楽が6曲かかっていたと思いますが、ちょっと曲が多いかなというのが感想です。願わくは、例えば番組名を踏まえるのであれば、もっとすすきのに特化した、すすきのならではの情報などを盛り込んでも良いのかなと思いました。その一方で、月曜日から金曜日までの昼の放送だと考えると、情報の質や量の配分は、なかなか難しいところもあるのかなと改めて思いました。

● 聴いて印象に残ったのは高山さんの軽快なトークと選曲です。これが全体として印象に残りました。普通のスタジオではない、オープンスペースからの放送ということで、テレビで見るアナウンサーが目の前で番組をやっているのですから、見に行った方はとても臨場感がある、良い番組だなと思いました。あっという間に1時間が経って、非常に楽しく聴かせてもらえたなと思います。高山さんはテレビでしか見たことなかったのですが、ベテランですから、ラジオでもやはり明るい声でテンポも良くて、さすがだなと感じました。

● 私は昔、ラジオの公開録音やスタジオ公開を見に行ったことがあるのですが、いまの若い方はなかなかラジオスタジオって見る機会がないと思います。そんな時代に、すすきののシンボルとなりつつある「COCONO SUSUKINO」の1階、ちょうどバスの待合室の裏側に面しているガラス張りのスタジオからの生放送ということで、ライブでしか伝えられないことや、ラジオの面白さ、媒体としてのラジオの良さなどの特徴というのを、見て楽しむことができる番組なのかなと思いました。選曲も、ゲストの方の曲をメインにしつつも、公開録音であり、オープンスペースでの放送ということでもあり、非常に幅広い年代の方に楽しんでもらうように工夫されているなと感じました。

● 真新しいススキノのスタジオからの放送なのに、昭和の香りがする選曲と話題に、最初は違和感を覚えました。前半は「ミスマッチではないだろうか」と思っていたのですが、自分自身が昭和の人間で、新しいものに何か気後れしているから、そう感じるのかもしれないなと思い当たりました。ススキノという繁華街にあるオープンスタジオなので、老若男女さまざまな人が交差する中で、80年代から最新の曲まで、幅広い選曲で番組を構成して、さまざまな世代の話をするのは自然なことだと思い直しました。ススキノは、健全な飲食店からそうでないお店も渾然一体となっている特異な街でもあり、タブーや人の垣根が低い街なのかも知れません。そうしたマチで行う昼のラジオは、時代の垣根のない今回のような番組がよいのかも知れないなとも感じました。

● 高山さんが昔あったアイドルショップの話をしていた際、多分スタッフと思われる方の笑い声が入っていたのですが、こういうのは良いなと思いました。せっかくオープンで目立つ場所での生放送なので、もう少しみんながワーとなっている雰囲気というか臨場感みたいなものが出せたら良いなと思いました。ゲスト出演者がいた際、リスナーの方がそのゲストに会いたいと思って、スタジオの前に立ち止まったら「注意されちゃうのかな、怒られないのかな」とか、「せっかくオープンの場でやっているのだから、もっと臨場感を伝えるにはどうすると良いのかな、もったいないな」などと心の中で思いながら聴いていました。
 COCONO SUSUKINOの外壁には街頭ディスプレイがあるんですけれども、スタジオの様子が映し出されることもあるのかなと思いました。もしあったら、パーソナリティの方やゲストの方に会いに行けるきっかけにもなって良いのかなと感じました。


続いて、2024年4月の単発番組、事業等の説明や、聴取者からの声の報告等がなされ、令和5年度第10回番組審議会を終了しました。
次回の令和6年度第1回番組審議会は、令和6年4月25日(木)に開催を予定しております。

過去の議事録