どさんこワイド179

どさんこGOGO!北海道キャラバン〜上士幌町

2017年7月21日(金)

どさんこGOGO!北海道キャラバン〜上士幌町

今日から3週連続でお届けする「どさんこGOGO!北海道キャラバン」。今年は“北海道の宝”をテーマに、道内各地におじゃまして番組をお送りします。今回は十勝の「上士幌町」が誇るマチの“宝”をご紹介しました。

ナイタイ高原牧場

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人口およそ4900人の「上士幌町」は、町内の70%以上が森林という自然豊かな町です。中継でお邪魔した「ナイタイ高原牧場」の広さは1700ヘクタール、札幌ドームおよそ320個分で、町が運営する牧場としては日本一の広さを誇ります。

熱気球のまち・上士幌

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上士幌町の宝は「熱気球」です。町のカントリーサインやマンホールなど、いたるところに描かれている町のシンボルです。
上士幌町と熱気球との繋がりは今から40年以上前の1974年。日本初の熱気球フェスティバルが開催されて以来、毎年競技会が開かれています。今年も8月11日(金)にも大会を予定しています。地元の上士幌高校には熱気球部があり、町の文化が大切に受け継がれています。

タウシュベツ川橋梁

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    (今日のどさんこ朝の様子)
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    (橋の水没時の様子)
さらに上士幌には、今年で失われてしまうかもしれない“町の宝”があります。町内にひっそりと佇む「タウシュベツ川橋梁」です。
橋ができたのは1937年。旧国鉄士幌線の糠平〜幌加間で木材などを運ぶのに使われていました。その後、糠平ダムの完成とともに新しい路線に切り替えられたため、橋としての役目を終えました。ダムの完成以降、糠平湖の水位の変動によって見え隠れするようになり“幻の橋”として全国に知れ渡るようになりました。
毎年6月頃から沈み始め10月頃には完全に水没。そして再び現れるのは1月頃です。
北海道遺産にも選ばれており、橋を間近で見られるツアーには全国から応募が殺到し、参加者は去年の1.6倍にまで増えています。
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写真家の岩崎量示さんは、タウシュベツ川橋梁を撮り続けて12年になります。岩崎さんが橋を撮影した写真が、今年の北海道の観光ポスターにも採用されています。“今”しか収めることのできない橋の風景を、岩崎さんは「これからも撮影し続けたい」と言います。

食の宝 「十勝ナイタイ和牛」

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上士幌町が全国に誇る「食」の宝、それは「十勝ナイタイ和牛」です。上士幌町で育てられた牛で、A4ランク以上のお肉だけがこのブランド名を付けることができます。その名が全国で知られるようになったのは「ふるさと納税」がきっかけです。お返し品としてこの和牛を送ったところ、全国から応募が殺到。昨年度には21億円以上ものふるさと納税が集まったそうです。
高級なお肉ですが、町の方にこそ地元の味に親しんでもらいたいと、町内でのみ半額ほどの価格で販売されています。
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