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キニナル〜正しい対策を!夏バテの常識・非常識

2017年7月24日(月)

キニナル〜正しい対策を!夏バテの常識・非常識

世間で今気になることに鋭く斬り込む“キニナル”。今回は、夏バテ対策がテーマです。
  • キニナル
“夏バテ”とは、暑さによって自律神経調整機能が低下すること。食欲不振や体調不良などの症状があります。

夏バテ対策に関する簡単な○×クイズです。問題は次の3つです。

(1)キンキンに冷えた水を飲む
(2)食べるならウナギが一番
(3)ぬるいお風呂にゆっくり(20分〜30分)入る

答えは、全部「×」です。
詳しいことを、疲労研究の第一人者でもある、東京疲労・睡眠クリニックの梶本修身(おさみ)院長に伺いしました。

(1)キンキンに冷えた水を飲む…×
梶本先生: 冷蔵庫で冷やした程度の温度が基本。冷たすぎる飲み物は胃腸や内臓を冷やし、下痢や胃もたれの原因に繋がることが考えられるのでご注意ください。

(2)食べるならウナギが一番…×
梶本先生: 疲労回復には「イミダゾールジペプチド」という成分が含まれる、鶏の胸肉・カツオ・マグロなどが良いです。

(3)ぬるいお風呂にゆっくり(20分〜30分)入る…×
梶本先生: 39℃程度のぬるめのお湯で半身浴をし、大体5分〜8分で汗が流れ始めたらお風呂から上がるのが良いです。

夏バテを悪化させる3大要因「暑さ」「紫外線」「寒暖差」

夏バテを悪化させてしまう3大要因は、「暑さ」「紫外線」「寒暖差」です。
暑ければ暑い程、自律神経が沢山働いて疲れの原因となり、夏バテに繋がるので、こまめに水分補給をしましょう。
また、7月〜8月は1年で最も紫外線が多くなります。外出時には目から紫外線が入り込むことがあり、脳に刺激を与えてしまうので、サングラス等をして少しでも予防する事が大切です。
さらに、暑い屋外と冷房の効いた室内を出入りするたびに、自律神経を激しく働かせることになってしまうため注意が必要です。

これらの3つ事を気を付けて、暑い夏を乗り切りましょう。
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