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眠りの質を変える!シニアの快眠新常識

2018年9月3日(月)

眠りの質を変える!シニアの快眠新常識

  • 眠りの質を変える!シニアの快眠新常識
いま、シニア世代の3人に1人が不眠症と言われています。そこで本日は、慶應義塾大学医学部の特任教授で、日本でも数少ない睡眠専門外来「スリープクリニック札幌」の院長でもある遠藤拓郎先生に“快眠の新常識”を伺ったほか、快眠をサポートする寝具もご紹介しました。

あなたはしっかり眠れている?睡眠の質チェック

□寝つきに30分以上かかる
□夜中に3回以上目が覚める
□目覚まし設定より30分以上前に目が覚める

遠藤先生によると、1つでもチェックが入っていると良い睡眠が取れていないため、睡眠の質を良くしたほうが良いそうです。

人間には「眠ることのできる時間」の目安がある

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「眠ることのできる時間」は加齢と共に減っていく傾向にあり、65歳以上のシニア世代は約6時間程度です。
一方、75歳以上の方が布団に入っている時間は7.5時間を超えているというデータがあり、シニアの皆さんは「なかなか寝付けない」という悩みを持っているようです。

遠藤先生がオススメする眠りの新常識は「遅寝・早起き」です。
例えば、65歳以上の眠ることのできる時間は6時間程度なので、朝6時に起きる場合は夜12時に寝ると良いです。
しかし、シニア世代は体力が落ちているので「早く横になりたい」という気持ちが強い方も多く、早く布団に入っても寝られない、寝られない焦りが質の悪い睡眠に繋がり、悪循環になってしまいます。
眠ることのできる6時間をいかに質の良い睡眠にするかが大事です。

どうすれば質の良い睡眠に?就寝前の3原則

睡眠中のある3時間が大切と言われていますが、それは次の3つのうちどれでしょうか?

A)寝始めの3時間
B)中間の3時間
C)起きる前の3時間

正解はAです。
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寝始めの3時間は「睡眠のゴールデンタイム」とも言われ、質の高い睡眠のカギになります。
この3時間の質を良くする最も簡単な方法は“体温調整”です。人間は高い体温が下がる時によく眠れるため、夕方から夜にかけて体温を上げると良いそうです。
寝る2時間前に行う運動は、軽いものでも良いです。一例として、遠藤先生が考案した手足のストレッチをご紹介しました。

遠藤先生考案「目指せ快眠!手足ストレッチ」

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    ※放送では分かりやすくお伝えするため、手を膝の上ではなく、高く上げています
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就寝の2時間前に手足のストレッチをやってみましょう。

<手のストレッチ>
(1)両手を膝の上に置き、5秒間固く握ります。
(2)手を5秒間強く開きます。

<足のストレッチ>
(1)つま先を伸ばしてスネを5秒間緊張させます。
(2)つま先を上げて、ふくらはぎを5秒間緊張させます。

朝の散歩を夕方に!

朝の散歩を日課にしている方も多いかもしれません。遠藤先生は、早めに目が覚めてしまう方は、朝の散歩を夕方に変えることをオススメしています。

太陽の光には体内時計を調整する役割がありますが、朝の光を浴びすぎると体内時計が早くなりすぎて早く目が覚めてしまいます。
散歩を夕方に変えると、夕方に太陽光を浴びるので寝る時間を遅らせることができ、体温も上がって寝つきやすくなります。

スリープショップ札幌&Free

【住所】札幌市中央区大通西15丁目
【電話番号】011-632-4705
  • ●オーダーメイド枕 2万5000円(税別)
    ●オーダーメイド枕 2万5000円(税別)
  • オーダーメイド枕
寝具などの睡眠環境も大事です。遠藤先生が院長を務める「スリープクリニック」のすぐ横にある、枕やマットレス等の寝具を中心に扱っているお店から急式アナが生中継でお伝えしました。

お店のスタッフ・川島美奈子さんは、日本睡眠科学研究所の認定資格“スリープマスター”を持っており、寝具選びのアドバイスや快眠のコツを教えてくれる“眠りのプロフェッショナル”です。

こちらでは、オーダーメイドの枕を作ることができ、急式アナが体験しました。
枕の材質は、パフ・そば殻・備長炭など、自分の好みで選ぶことができます。
専用の器具を使って頭・首・背中の形を計測し、計測結果をもとに枕の高さを調節すると、自分にぴったりの枕が完成します。
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