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寒い冬こそ「乳酸菌パワー」で免疫力強化!

2019年2月19日(火)

寒い冬こそ「乳酸菌パワー」で免疫力強化!

冬こそ味方につけたい「乳酸菌」の特集です。乳酸菌を摂ることのメリットや、おウチで効率よく活用できる簡単レシピなどをご紹介しました。

乳酸菌の特徴と働き

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ヨーグルトだけでなく今やお菓子や味噌汁など様々な食品に使われている「乳酸菌」。健康に良いというイメージが強い乳酸菌ですが、一体どんな特徴があるのか? 乳酸菌の研究などにも携わる札幌保健医療大学・栄養学科の高島郁夫教授に伺いました。

<乳酸菌の特徴>
●熱に弱い→ヨーグルトやキムチなどあまり加熱しない食品に多く使われている。
●食べ物を美味しくし、保存するという働きがある。
●腸内環境を改善、有害な菌を増えないようにし便通を良くする等の効果が期待できる。

<乳酸菌入り商品が増えたのはなぜ?>
●健康志向の高まる現代で、国が栄養食品の表示制度を変え、各食品メーカーが食品について機能性の表示がしやすくなったため。

乳酸菌のプロに聞く!乳酸菌の摂り方

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続いては、知っているようで知らない「乳酸菌」の疑問を解決しよう!ということで、発酵ライフアドバイザープロフェッショナル・筒渕信子さんに教えていただきました。筒渕さんは発酵食品に関する幅広い知識を持ち発酵食品のある生活を推進する団体の札幌校校長を務めています。

Q:乳酸菌を摂取する目安量は?
A:1日にヨーグルト200g(※これで乳酸菌が約100億個)が目安です。乳酸菌は腸に貯めておくことができないため、習慣的に摂るのが好ましく、一度にたくさん食べればOKということはありません。乳酸菌を積極的に摂ることはオススメですが、キムチであれば塩分の摂りすぎ、加糖ヨーグルトだと糖分の摂りすぎになる場合があるのでバランスを考えて摂取しましょう。

Q:ヨーグルト・チーズ・キムチ、この中で乳酸菌の多い順番は?
1位:キムチ (キムチの汁にはヨーグルトの100倍の乳酸菌が含まれている)
2位:ヨーグルト
3位:チーズ

Q:乳酸菌の摂るタイミングは…朝?昼?夜?
A:基本的にはいつでもOK!特に寒いこの時期体調を崩し、風邪もひきやすい時は免疫力を高めるために乳酸菌を摂りましょう。
★朝→疲労回復・暴飲暴食解消・新陳代謝アップ
★昼→やる気アップ
★夜→便秘解消・肌荒れ・リラックス・安眠

乳酸菌は300種類!熱に強いL-137

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いまテレビCMなどで登場している「L-137」と書かれた乳酸菌商品が色々と登場しています。皆さんご存知の「バーモントカレー」にも乳酸菌L-137が使われた商品があります。乳酸菌は熱に弱いという特徴があるのに温めて食べるカレーに入れても大丈夫なのか?
実際に発売している「ハウス食品」の広報担当の方に伺ったところ「L-137は加熱しても大丈夫な珍しい菌。L-137を培養する過程で一番元気の良い状態の時に加熱して安定化させています。その結果、L-137は色々な加工食品に配合することができる」と教えていただきました。

ヨーグルトやキムチだけでなく、様々な形で無理なく毎日、乳酸菌を取り入れられるというのは嬉しいポイントです。

乳酸菌活用レシピ

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乳酸菌のプロ・筒渕さんに日頃から手軽に摂れる乳酸菌レシピを教えてくれました。

「発酵味噌トマト」
材料…ミニトマト300g、味噌200g
作り方…トマトのヘタを取り、すり潰しして味噌と混ぜるだけ!
ポイント…味噌はもちろん、トマトも乳酸菌を含む食材なので最高の組み合わせ。

「トマト肉味噌ライス」
材料…豚肉ミンチ150g、玉ねぎ1/2個、味噌トマト、ショウガ・にんにく(みじん切り)各少々
作り方…ショウガ・にんにく、ひき肉、玉ねぎを炒め、味噌トマトを絡めるだけ!
ポイント…お弁当にも使いやすく、手軽に乳酸菌が摂れる一品です。
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「発酵漬け」
材料…大根1/4、ニンジン1本、キュウリ1本、パプリカ1個、リンゴ1/2個
ショウガ20g、唐辛子1本、米のとぎ汁250cc、塩小さじ2、砂糖小さじ1
作り方…米のとぎ汁に塩、砂糖、ショウガを入れてにひと煮たちさせ、粗熱を取ってから野菜を漬け込み、常温で一週間発酵させれば完成!
ポイント…ピクルスよりも優しい酸味で食べやすい一品。お好みの野菜を使ってOK。
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