どさんこワイド179

ときめき野菜通信〜540日寝かせたじゃがいも

2019年2月27日(水)

ときめき野菜通信〜540日寝かせたじゃがいも

本日の特集は、540日眠らせることで驚きの美味しさになる“倶知安じゃが五四〇(ごーよんまる)”の魅力をご紹介しました。

540日寝かせたじゃがいも“倶知安じゃが五四〇(ごーよんまる)”の誕生秘話

本間松蔵商店
【電話番号】0136-22-0121
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「本間松蔵商店」は大正9年創業、地元・倶知安町では知らない人はいないという、じゃがいもの卸問屋です。
四代目・本間浩規(ひろみ)さんが大きな貯蔵庫を見せてくれました。中には一昨年の秋に収穫されたじゃがいも“倶知安じゃが五四〇”が新鮮な状態で保存されていました。
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“倶知安じゃが五四〇”は偶然の出来事から誕生しました。
2016年の冬、本間さんが倉庫の片付けをしようとした時、1年半前のじゃがいもが綺麗な状態で残っているのに気づきました。
本間さんは、これまでも身内で売れ残った古いイモを食べて美味しいことは知っていたので、話のネタにと取引先の「浪花亭」へ持って行ったそうです。
イモを受け取った「浪花亭」の社長・村井さんは、蒸して食べたら絶品だったため残っているイモも全部欲しいと言った程でした。
本間さんは当初「これって価値があるものかな?」と疑問を抱いていましたが、「沢山の方に喜んでもらえる」と背中を押してもらい、本格的に“倶知安じゃが五四〇”を作ることを決心、昨年から出荷を開始しました。
炉ばた にせこ 浪花亭
【住所】倶知安町樺山259
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こちらは札幌とニセコにお店がありますが、最初に受け取ってからずっと“倶知安じゃが五四〇”を料理に使っています。
じゃがいもとは思えない甘さの“倶知安じゃが五四〇”は、食べたら文句を言う人はいないと評判だそうです。

“倶知安じゃが五四〇(ごーよんまる)”の新鮮さと美味しさの秘密

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収穫してから1年半も経つのに芽が出ないのは何故なのでしょうか?
本間さんに伺うと「低温であることが一番大きい。シワシワにならないのは湿度ですね。」とのこと。貯蔵庫の中は1年中、室温2℃、湿度90%に保たれています。夏の間は貯蔵庫に雪を入れて低温を保っています。

倶知安町は雪が多いので畑が凍りません。雪が保温剤のようになって冬の間畑を休ませて、春になって撒きつけをします。
“倶知安じゃが五四〇”は、いろいろ試してみた結果、特別栽培で生産者の方々が努力して作られたじゃがいもでしかできないそうです。
「活力ある土壌で農薬に頼らず育てたじゃがいもだから保存力が違う」と本間さんは言います。

“倶知安じゃが五四〇”が食べられるお店

“倶知安じゃが五四〇”は数が限られていることもあり、一般販売はせず、道内外約40店舗の飲食店でのみいただけます。
飲食店については、インターネットで「五四〇」と検索するか、「本間松蔵商店」へ直接お問い合わせ下さい。

【本間松蔵商店 電話番号】0136-22-0121

今回は“倶知安じゃが五四〇”の地元・倶知安町にあるお店と、札幌市内にあるお店を1店ずつご紹介しました。
炭焼き居酒屋 たまり場
【住所】倶知安町北2条西1丁目
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    ●五四〇じゃがバター 540円
地元・倶知安町の居酒屋さんです。こちらでは「素材の甘さをそのまま食べてもらうのが一番美味しい」と、シンプルにじゃがバターで提供しています。
果実倶楽部818
【住所】札幌市中央区南3条西3丁目 もりにビル
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    ●五四〇のフリット〜アンチョビマヨネーズ添え 580円
札幌でも約20店舗で“倶知安じゃが五四〇”をいただくことができます。
新鮮な果物や野菜が美味しい人気店「果実倶楽部818」では、“倶知安じゃが五四〇”を揚げてからオーブンで中までじっくり温め、アンチョビマヨネーズを添えて提供しています。
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