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春から始める!肥満予防のススメ

2019年4月5日(金)

春から始める!肥満予防のススメ

  • 春から始める!肥満予防のススメ
太り過ぎ・肥満は様々な病気のリスクになるため、普段の食事で気にかけている方も多いのではないでしょうか?本日は「東京慈恵会医科大学附属病院」管理栄養士・赤石定典さんをスタジオに招き、肥満予防にオススメの食べ物やおかずなどを教えていただきました。
赤石さんは栄養管理のプロとして数々の本を出版され、日々入院患者さんの献立作成やアドバイス等を行っています。

肥満予防に良いのはどっち!?

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Q: はじめに食べると油の吸収をガードしてくれるのは「梅干し」「グレープフルーツ」どっち?
A: グレープフルーツ

グレープフルーツに含まれるポリフェノールが血糖の上昇や中性脂肪の吸収を穏やかにすると言われています。1/3〜1/2個程度を食前に食べると良く、薄皮も一緒に食べるとより効果的だそうです。
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Q: 肥満予防の豚肉最強おかずは「しょうが焼き」「トンカツ」どっち?
A: しょうが焼き ※スライスした玉ねぎを加えることが前提条件

豚肉にはビタミンB1が豊富に含まれています。ビタミンB1が不足すると糖質がそのまま脂肪として蓄積されてしまいます。
玉ねぎに含まれているアリシンはビタミンB1の吸収率を高めてくれます。
しょうがに含まれるショウガオールが血行を促進。体が温まり基礎代謝が上がることが期待できます。

ただし、こればかりを食べれば良いというわけではありません。バランス良く、食べ過ぎには注意しましょう。

カロリーの正しい見方

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Q: パンAとパンB、どちらの方が太りやすい?
A: パンB

カロリーだけ見るとAのほうが高いですが、実は「カロリーが高い=太りやすい」というわけではありません。
カロリーは「たんぱく質」「脂質」「糖質」が合わさった数値ですが、たんぱく質は筋肉を作る材料となるため肥満予防には必須です。脂質と糖質の数値で比較すると太りやすいかどうかが分かります。

肥満予防に適したスーパー食材

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肥満予防に適したスーパー食材として2つの食材をご紹介しました。
1つ目は“舞茸”です。舞茸には、腸内の有害物質を便と排出する「食物繊維」のほか、余分な脂肪の吸収を抑える効果が期待できる「MXフラクション」が含まれます。赤石さんによると「MXフラクション」は舞茸にしか含まれていないそうです。
舞茸は加熱にも強く調理で栄養が逃げにくいのもポイントです。
「MXフラクション」は“十分な加熱”が効果的。抽出液も余さず摂れる汁物(スープや味噌汁など)がオススメです。毎日50gを目安に食事のはじめに食べると良いそうです。
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もう一つのスーパー食材は白米の約19倍の食物繊維を含む“大麦”です。水溶性の食物繊維“β-グルカン”を含み、血糖値上昇やコレステロールの吸収を抑える効果が期待できます。実際に赤石さんの院内食でも昼食に麦ごはん(大麦3:白米7の割合)を提供しているそうです。
スーパー等では「もち麦」「押麦」など色々な種類が売られていますが、これらは全て大麦からできています。

赤石さんオススメの食べ方は“ゆで大麦”です。電子レンジで作る場合は、耐熱容器に多めの水と大麦を入れて約30分浸し、様子を見ながら約5分レンジで加熱します。熱くなるので様子を見ながら加熱しましょう。
小分けにして冷凍も可能で、スープに入れたりサラダやヨーグルトに入れていただけます。
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