どさんこワイド179

どさんこレコーダー〜音色が戻ったマチの楽器店

2021年11月26日(金)

どさんこレコーダー〜音色が戻ったマチの楽器店

北海道のある場所を定点観察する企画「どさんこレコーダー」。今回は、とあるマチの楽器店に密着しました。

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三響楽器

【住所】札幌市手稲区本町2条3丁目
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昭和56年に創業、金管楽器や打楽器、弦楽器などありとあらゆる楽器やその部品、約1万5千点が揃う楽器店です。部活動に打ち込む学生からプロの奏者まで、幅広い年代の愛好家が訪れます。

開店直後にやってきたのは、中学生の娘さんのフルートを探しにやってきた親子。娘さんの将来の夢は保育士だといい、高校生活では勉強と吹奏楽の両立が目標です。
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続いて声をかけたのは、音楽大学の1年生だという女性です。半年間この楽器店に通い、試し吹きしたトランペットは10本以上。ようやくしっくりくるものが見つかったといいます。お値段はおよそ40万円。バイトに励みコツコツ貯金をしてきたそうです。

今でこそお客さんの賑わいは戻りつつありますが、新型コロナウイルスは音楽業界にも大きな影響を与えました。
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演奏を披露する機会も減っていきました。オンラインなどで練習を重ねる日々。ようやく演奏する機会が増え、近頃ではコンクールや演奏会も少しずつ行われるようになってきたそうです。

それに伴いお店では修理や調整に大忙し。高校で音楽教諭をしているという方は、学校で長年使われている楽器の修理を依頼。約1時間半かけてようやく修理完了しました。これからも生徒さんたちに受け継がれていきます。
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こちらも中学校で吹奏楽部の顧問をする先生。調整をお願いしていたのは愛用するバスクラリネットです。吹奏楽部の指導で自分が楽器を楽しむ時間はないけれど、生徒と過ごす日々は充実しているそうです。

音楽関係者が多く訪れますが、中には地質調査技術者の方も。仕事の都合上林道などにも詳しくなり、演奏に良さそうな場所を見つけると仕事終わりに演奏しに行くそうです。
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楽器の修理・販売をする1階。そして2階にはレッスンや個人練習に使える貸しスタジオがあります。

親子での来店。5歳からピアノ、そして現在は吹奏楽部でフルートを演奏している中学1年生の娘さんとお父さんです。娘さんは全道コンクールにも出場した実力者。将来の夢は作家で、まだ売れていない期間はピアノやフルートの先生をして生活をすると親御さんに夢を話しているそうです。
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お店の会長、関谷博さんにもお話を伺うことができました。関谷さんはサックス歴55年のベテラン。70歳を超えて大きな夢を叶えました。それは音楽大学に通うこと。音楽の先生に習ったことがないといい、機会があったら音楽を勉強したいなと思っていたそうです。大学3年生だった去年、解離性脳動脈瘤という大病を患いますが努力を続け、今年見事卒業しました。
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