ＳＴＶ札幌テレビ

最近ジョギングや散歩をしている人を多く見かけるようになりました。私も休みの日に家の周りをぶらぶらと歩いてみました。何にも考えず春の風の中を歩くのは、とても気持ちがいいです。

ボーっとしていたら、だんだんとあたりが暗くなってきました。もうすぐ夜。飲み物を買いお釣りをポケットに入れて帰りを急ぎました。

しばらくすると“チャリーン”と小銭がアスファルトに落ちる音がしました。「やってしまった！」

暗くてよく見えない中、探しているとパッと地面が白い光で照らされました。

「なんで急に見えるようになったのか！」とびっくり。向かいから歩いてきた大学生くらいの方が、スマートフォンの“懐中電灯”の機能で照らしてくれていたのです。「落とし物ですか」と声をかけてくれました。

明かりのおかげで、１０円玉をすぐに見つけることができました。感謝を伝えると「よかったです」と一言残し、さっそうと帰っていきました。

姿を現してから消えるまでおよそ２０秒。下を見てきょろきょろしている人を見て、さっとスマートフォンの明かりで照らしてくれる…なんてかっこいいのでしょう。

外に出ると、いろいろといいことがあるのです。