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工藤の旅行記⑶

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工藤 聖太 プロフィールへ
私の旅行記も今回が最後になる。
東欧の国・ポーランド、古都・クラコフ、南部の小さな町ザコパネとここまで2都市を紹介してきた。今回は旅の最終目的地、首都ワルシャワだ。
音楽好きな人はご存知かもしれないが、ポーランドはピアニストで有名なショパンの出身地。街の一部の横断歩道はピアノの鍵盤の模様になっていたり、変哲もないベンチからショパンの音楽が流れてきたりと、いたるところでショパンを感じることが出来る。
またワルシャワの旧市街は世界遺産である。第二次世界大戦中の1944年8月1日、ナチスドイツからの解放を求めてワルシャワ市民はじめ、ポーランド国内軍が起こしたワルシャワ蜂起。それによりワルシャワはナチスドイツよって壊滅的な被害を受け、瓦礫の山となった。ワルシャワの人たちは、戦前のようなワルシャワを復活させるため、建物のシミやヒビ一つに至るまで忠実に再現したと言われている。多くの人たちの情熱によって見事、復興した町なのだ。今から約80年前、戦争で破壊された街とは思えないほどきれいな街並み、ワルシャワの人たちの情熱を街全体から感じられるのだ。毎年必ず旅の中で立ち寄る私のパワースポットである。
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戦後、ポーランドは実質ソ連の支配下の中で、40年以上社会主義国家として歩み、1989年に民主化を果たした国である。そんなポーランドの首都ワルシャワを象徴する建物がある。
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文化科学宮殿と呼ばれるタワーである。1950年代初め、当時のソ連の指導者スターリンによって建てられたものである。高さ234m。ソ連からポーランドに贈られたもので、社会主義を象徴する建築様式となっている。ワルシャワ市民からすると「負の遺産」、「スターリンからの贈り物」という認識のようだ。今となっては様々なイベントで使われていて、展望台からはワルシャワの街を360度楽しむことが出来る。ポーランドという国名は野原を意味する言葉が語源と言われていて、その展望台からは起伏の少ないほぼ平らな台地が広がっている。日本じゃなかなか見られない光景だ。
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あと一つ、私がワルシャワに行った際に必ず立ち寄る場所がある。それは靴屋だ。
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実は無類の靴好きな私。靴磨きをして自分の靴がピカピカになるのを見て快感を覚えるほどである。初めてポーランドに行った2年前、たまたま見つけた店である。
店の名前は「Jan Kielman」(ヤン・キールマン)。1883年創業と歴史ある靴屋さんである。店内には所狭しと美しい靴が並んでいる。何時間でも見ていられる、それだけうっとりとしてしまう靴ばかりなのだ。
私は流暢にポーランド語を話せるわけではない。世界一難しい言語といわれているポーランド語。一時期ポーランド人に教わったことがあるが、そう簡単には習得できなかった。そんな私に対してどんな靴か、特徴は何かなど靴に関することをはじめ、自分の息子が名古屋に留学していたなどプライベートな話題までゆっくり時間をかけて親切に話してくれた店員さんの対応が印象深い。そんな人柄に惚れてしまい、この店の靴を買い、2足ほど愛用している。ポーランド流のおもてなしを受けた気がしてとても嬉しい気持ちになった。

私が大好きな国・ポーランド。物価の安さ、自然や歴史溢れる観光地、そしてポーランド人の人柄の良さ。そんなポーランドに魅了されて4年。「ポーランドと言えば工藤」と言われるように、現地に足を運んでもっといろんなポーランドを見たいと思っている。理由は心からポーランドが好きだから。この日誌を通じて少しでも興味を持ってくれたらとても嬉しいです。
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