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週末の楽しみ

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高山 幸代 プロフィールへ
週末、家族団欒の夕食を終えると、夜な夜な出かけて行く我が夫。娘と2人、お風呂に入りそろそろ眠ろうかという頃、出先からこんな写真が送られてくる。
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氷下魚(こまい)である。釣り人たちの間では、日本海側には4年周期でやってくるという話で、今季は豊漁の年なのだそうだ。翌朝起きると、きれいに下処理されて塩をふられた氷下魚が、キッチンペーパーに包まれ、冷蔵庫の中できれいに整列している。傍らには、醤油漬けにされたこまいっ子と、こちらもきれいに処理された白子が鎮座している。

これを頂くのが、この冬の週末の楽しみ。どれも本当に美味である。一昼夜寝かせた身は、余分な水分が抜け旨みが凝縮、淡白な魚なのに味が濃い。それでいて干してはいないので、干物のようなにおいはない。むしろ、川魚のような、と言っても決して泥臭さではなく、鮎がスイカやキュウリに例えられるように、どこか青い香りがする。これが鮮度の良さというものなのか。こまいっ子も、店頭のものより粒が細かく滑らかでより繊細、ごはんに浸み込むようによくからむ。白子は、鱈のたちのようにポン酢で頂くと、繊細かつ濃厚で、悶絶のおいしさだ。
釣果の写真が届くと、娘はすぐさまテレビ電話をかけて、「パパかっこいいー」などと言っている。スマホを覗き込むと、私には見せたことのない表情でデレデレしている我が家の氷下魚漁師。内心ドン引きしながらも、「次は4年後か…」と思うと、娘にはどんどんおだててもらって、更なるご馳走にあやりたいと企んでいる。