アナウンサー

アナウンサーブログ

Announcer Blog

美学  高山 幸代

顔写真
高山 幸代 プロフィールへ
お花が大好きだ。道端に咲く可憐な花を見ると、思わず顔がほころんでしまい、周りの人に「あの人ひとりで笑ってる…キモッ!」などと思われているであろうと自覚している。10月に入りそろそろ北海道の花の季節も終わりを迎える頃だが、先週の夏が戻ってきたかの陽気もあってか、今年は少し長く楽しめている花が多い気がする。私が通勤時の密かな楽しみにしている道路脇の花壇。STVの周辺だけでもいくつもある。これは…、最初に植えたのはどなたなのだろう?私が入社した○十年前からあったように思う。STV前北1条通りのこちら。
  • 画像
秋桜と書くのも頷ける、この季節を代表する儚げな姿が魅力の花。今年も白や薄紅、紅紫が風に揺れている。しかしながら、葉が茶色味を帯びてきて、秋の花もさすがに見頃を過ぎつつあるか…、と思いきや…
  • 画像
ベコニア(ベゴニアとも)、サルビア。
  • 画像
こちらは、ペチュニアに、マリーゴールド。
夏に咲いた花々が、うれしいことに今も咲き続けている。思わず、「枯れないでねー!」と応援したくなる。こういった歩道の植え込みは、近隣の商店街や町内会、マンションの住民の方が管理していることが多いようだ。日々こんなに楽しませてくれて、頭が下がる思いだ。

そしてなんと!真夏を代表する花もまだ頑張っていた。
  • 画像
撮影したのは先週、10月としては記録的な夏日となった日。「ひまわりさんもこの暑さをさぞ喜んでいるだろう」と足を止め眺めていたら、ダンディなご年配の男性が花壇の手入れにやってきた。聞けば、すぐそばの専門学校の職員の方で、この花壇を造ったご本人だった。ひまわりをより長く咲かせるための手入れかと思いきや、なんと、これからすべて「引っこ抜く」言う。私が思わず「ええーっ!」と嘆くと、「あんまりきれいじゃないでしょう」と返す男性。確かに、真夏の日差しをいっぱいに浴びて、見る者を照らしてくれるようなあのパワーから比べると、幾分盛りを過ぎた感はある。だからと言って、「まだまだきれいじゃないか!」「咲いているのにかわいそう!」と私などは思ってしまう。が、その後話をして、自分の花好きは随分浅はかなのかもしれないと気づかされた。ただ「長く咲かせてあげたい」ということだけが愛情ではない。「一番美しい佇まい」で道行く人の前にあってほしい…。とてつもなく崇高な花へのやさしさではなかろうか。更に、これから木枯らし吹く季節、朽ち果てるひまわりを目にするのは、何とも寂しい気持ちになるもの。つまり、人にもやさしいことになる。思わぬところで、美学を学ばせてもらった。