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また、始めました!  高山 幸代

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身長130cmほどの女の子に叱咤されながら無様に走っている中年女を見かけたら、それは私だ。
去年、自粛生活が突如として始まりしばらく経った頃、学校にも習い事にも行けなくなった娘とともに、運動と気分転換を兼ねて始めたランニング。しかし、ちょうど去年の今頃、私が加齢による頸椎の不調によって日常生活にも支障をきたすようになり、フェードアウト。意志の強さは持っているつもりだったが、それではどうにもならなかった。
あれから1年。好不調の波はあるものの、東洋、西洋、色々な医学の力を借りて、何とかうまく付き合いながら日々を送る方法が分かってきた。そんなある日、娘から「ママ、もう走らないの?」と一言。自分でもなんとなく気づいてはいた。「再開できるんじゃないか?」と。でも、痛い思いをしてから自分に甘くなりがちで、怠け心が勝ってしまっていた。娘よ、君は鋭い!
かくしてまた頑張ってみることにした。目的は「抗う」。年々感じる衰えに抗う。増える体重に抗う。久々に走ってみると、予想はついていたが、とても体が重い。一方、娘は成長著しい。去年は、威勢が良いのは最初だけで、急に失速して休み始めたり、時には夫と私が走るのに自転車でついてきたりと、やりたい放題のマイペースだったのだが…。小4になった今年は、常に私の前を走り、度々後ろを振り返っては、「もっとテンポよく!」「はい、足上げて!」「姿勢悪いよ!」「ちゃんと呼吸してー!」など上から目線で声をかけてくる。息が上がっている時に喋るのは辛いんじゃないかと思うが、何という余裕…。信号で止まる時など、私がかなり手前からペースを落として少しでも長く休もうとすると、「最後まで諦めない!ダイエットの意味ないよ!!」と核心を突いてくる。娘がペースアップして(というか私がスローダウンして)二人の間隔が開くと、かなりの大声になるので、恥ずかしいからやめてほしい。が、こっちは喋る余力などないので、制止も反論もできない。

はしゃぎながら罵倒する女の子の遥か後方50m付近で、もはや歩くのと変わらない速度で無言のまま前進する中年女を見かけたら、それはランニング終盤の私だ。そっと目をそらして、通り過ぎてほしい。

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