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我が家(だけ?)のブーム  高山 幸代

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小4の娘とのおうち遊びで、今「おはじき」が空前のブームになっている。100円ショップでねだられ、私もたまらなく懐かしさが甦ってきて、ついカゴに入れてしまった。普段あまりおもちゃの類は買い与えていないのだが、100均ではお財布へのやさしさからつい寛大になってしまう。敵もそれを見抜いているのだろう。店内で何やらひとりで物色しては、私がレジに並ぶ頃を見計らって、すかさず持って来る。おはじきを選んだのは、「何だかよくわからないけど、キレイだな…」というくらいの理由だろう。自宅に持ち帰って、「遊び方知ってるの?」と声をかけると、案の定キョトンとしている。
遊び方は、かつて一緒に暮らしていた明治生まれの私の祖母から教えてもらった。平らなところ(私は専ら床)におはじきをばら撒いて、その中から近くに並ぶ2つのおはじきに焦点を絞る。「今からこれとこれをぶつけます!」と宣言すべく、2つの間に指で線を引き、一方を指ではじき、もう一方にぶつける。うまくぶつけられたら、1つが自分のものになり、多く取った方が勝ち。私が、今の娘くらいかそれよりもっと幼いころ、祖母とよく長い時間おはじき遊びをして過ごした。日が傾き、西日が差す部屋の中で、おはじきを挟んで祖母と向かい合っていた光景が、今も心に深く残っている。
至ってシンプルな遊びだが、令和の子供には逆に新鮮なのか、これが大ヒット。料理中でも、掃除中でも、「ママ〜、おはじきしよー!」と誘ってくる。来る日も来る日も…となると、さすがにちょっとうんざりで、時間に追われる日々の中、「今日はもういいよー」「それより宿題やりなさい!」などと言ってしまうことも。
「そういえば、あの頃のおばあちゃんは、夕飯の支度をしたい時間だったろうに、そんな素振りみせたことなかったな…」祖母はいつも、私が満足するまで遊んでくれた。常に笑顔で。予期せぬブームの中、祖母のやさしさを改めて感じるとともに、自らを省みている。今夜はとことん付き合おうかな…。

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