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【漂流物を発見】「ネックレスやダウンベスト」 知床・観光船事故 ボランティアで捜索

知床沖の観光船沈没事故を受け、北海道旅客船協会はきょう、斜里町ウトロで緊急の教育研修会を実施しました。

研修会にはウトロの観光船事業者も参加しました。

(北海道旅客船協会 坂口睦実 事務局長)「北海道旅客船協会の旅客船乗組員研修会を開催させていただきたいと思います」

知床沖の観光船沈没事故から2か月あまり、事故が起きた斜里町では緊急の安全研修会が開かれました。

研修会にはウトロの観光船事業者らが参加。

“安全管理規程の遵守”や“避難・誘導の方法”について確認が行われました。

(北海道旅客船協会 坂口睦実 事務局長)「第一の使命は安全だということをみなさんに伝えたうえで、

お客様に観光していただくということにしていただきたい」

ウトロの小型観光船協議会3社は先月16日から営業を再開。

緊急時の対応に備え、別の運航会社の観光船が一緒に航行するなど、地元の事業者間で新たに定めた安全対策に基づいて運航しています。

さらに設備の面で安全に万全を期す事業者も。

この日漁港に届いたのは救命イカダです。

(小型観光船事業者)「バッグみたいな形ですね。バッグだと(小型観光船でも)置きやすい」

救命イカダは自動で膨らむタイプのもので、1台で8人まで乗ることができます。

こちらの事業者は5台購入しました。

(小型観光船事業者)「ほかの会社もこれによって救えることもあると思えば良い。まずは安全のためにも今回搭載しました」

知床の観光が再び動き始める一方、なかなか進展がないのが行方不明者の捜索。

いまだ12人の乗客・乗員が家族の元に帰ってきていません。

こうした中、先月、知床岬周辺の陸地を捜索していたボランティアが、複数の漂流物を発見しました。

(桜井憲二さん)「女性もののダウンベストだったり、観光船用のライフジャケット、

本来はこんなものないよなっていう、男性物のネックレスがありました」

羅臼町で漁師をしている桜井さん。

ボランティアで捜索を続ける理由には、ある思いがあります。

(桜井憲二さん)「まったく関係ない観光客で、落ち度もないですし、子どももいる。

(遺留品を)見つけたいですよね。何か見つかってほしいし、捜索これで打ち切りますじゃ気持ち的にやっぱりかわいそう」

見つかった漂流物は中標津警察署に届けられたということです。

帰りを待つ家族の時間は止まったまま。

その一方で観光や安全対策はすこしづつ進み始めています。
7/5(火)「どさんこワイド179」  7/7(木)7:06更新

北海道