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自公連立解消…“公明票”の行方は? 支持者も吐露「困ったものだ」1選挙区に1~2万票…結果左右か

自公の連立解消により次の衆議院選挙で見通せないのが、公明党支持者の投票先いわゆる「公明票」の行方です。

北海道内の公明党支持者はこれまでのように自民党を支援するのでしょうか。

「文化の日」の11月3日、札幌市西区で町内会の催しに参加した自民党の中村裕之衆議院議員。

文部科学副大臣に任命され多忙な日々を送りますが、この週末は地元で精力的に活動していました。

(自民党 中村裕之衆院議員)「厳しい戦いが予想されるので、私自身も気を引き締めてやっていかなければならない」

10月、四半世紀にわたる自民党との協力関係に終止符を打った公明党。

佐藤英道衆議院議員は、連立解消を理由に次期衆院選で北海道4区からの出馬を断念すると表明しました。

比例単独に回るはずだった中村議員は地盤の4区から出馬する意向ですが、公明党からの支援は見通せない状況です。

1日に札幌市内で開かれた公明党・佐藤議員の政治資金パーティーには、中村議員のほか自民党道連の武部新会長の姿も見られました。

しかし、公明党を支持する人の思いは複雑です。

(公明党の支持者)「困ったものだと思っている。公明党と自民党と一緒になって二十数年一緒にやってきたことだから、ここで急転換するのは戸惑いもある」

(公明党の支持者)「(自民は)お金の問題をはっきりさせる姿勢が見えないので、その辺は(支持するのは)厳しい」

1選挙区あたり1万から2万票とされる道内の「公明票」。

公明党は今後の選挙協力について、人物本位で判断するとしていますが、自民党は支援がなければより厳しい戦いを強いられます。

(自民党道連 武部新会長)「これまでも一緒に選挙をやってきた仲でありますから、その協力関係はそれぞれの選挙区で引き続き続けていきたい」

(公明党 佐藤英道衆院議員)「白紙になった、区切りがついたからといって絶交しているわけではないので、政策実現のために課題のために連携するのは当然」

(立憲民主党 大築紅葉衆院議員)「これ立派でしょ!おいしいんですよ~」

2日、倶知安町の支援者のもとを訪れていたのは、立憲民主党の大築紅葉衆議院議員です。

2024年の衆院選では4区で公明党が推薦した中村議員を破りました。

今後、公明党との選挙協力の可能性についてはー

(立憲民主党 大築紅葉衆院議員)「国会では一緒にできる政策がたくさんあり進めてきているので、力を合わせていけるかは国会を通じてしっかり見てもらった上で判断してもらいたい」

連立解消で変わる自民党と公明党の協力関係。

「公明票」の行方が次の衆議院選挙を左右するかもしれません。

11/03(月) 21:32

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