介護施設の物置小屋のドアに動物の爪跡…クマか 小屋隣の職員寮には職員が就寝中 北海道知内町
北海道知内町の介護施設で、2025年10月25日午前5時半すぎ、物置として使われていたプレハブ小屋が壊されているのが見つかりました。
付近にはクマと思われる爪跡や足跡が残っていて、警察が警戒を強めています。
知内町重内付近で、10月25日午前2時半すぎ、介護施設の隣にある共同住宅の住人が、「ドスン」という物音を聞き、部屋の窓から外を見ると、目の前10メートル先をクマ1頭が東側に向かう様子を目撃したということです。
クマの体長はおよそ1.5メートルでした。
住人の女性は介護施設の職員だったため、午前4時すぎに施設へ「気を付けたほうがいい」と連絡。
連絡を受けた介護施設職員の40代男性が敷地内を確認すると、午前5時半すぎにプレハブ小屋が壊されているのを発見しました。
警察によりますと、小屋の引き戸にはクマと思われる爪の跡が残っていて、小屋が数十センチ動かされていたということです。
小屋の近くにはクマと思われる動物の足跡も1か所見つかりました。
物置小屋の中には日用品などが入っていて、クマと思われる動物が侵入した形跡も見つかりましたが、今のところ被害は確認されていないということです。
小屋の隣には職員寮があり、物置小屋が動いた影響で職員寮の窓が割れました。
当時、就寝中だった職員3人にけがはありませんでした。
警察が警戒を強めています。
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木古内署提供画像
10/25(土) 11:35