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住宅メーカー「フェザーホーム」破産手続き開始 負債は債権者約280人に対し9億4000万円

札幌市の住宅メーカー「フェザーホーム」が2025年10月27日、札幌地裁から破産手続き開始決定を受けたことが分かりました。

帝国データバンクによりますと、フェザーホームの負債は債権者約280人に対し約9億4000万円で、資金繰り悪化に歯止めがかからず10月1日から事業を停止していたということです。

フェザーホームは札幌市内や近郊地域、ニセコや富良野などのリゾート地などで、富裕層を主なターゲットとして木造注文住宅の建築や、用地の売買、所有する不動産資産の有効活用などのサポートを手がける住宅メーカーです。

北国に適した性能を備え、ウレタン吹付断熱を採用した木造金物工法を主体とし、高いデザイン性やジャグジー、サウナ、シアターなどのラグジュアリーな空間を提供できる点を強みに、2025年1月期には年売上高は約21億2500万円を計上していました。

しかし、急激な事業拡大にともなって運転資金が増加したほか、建築材料や外注費などの高騰が重なったことで収益が悪化していました。

フェザーホームは10月14日に札幌地裁へ自己破産を申請し、27日に破産手続き開始の決定を受けたということです。

10/28(火) 13:32

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