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列車見張員が見張り業務せずに砂利整理作業に加わる 函館線で貨物列車が停止 JR北海道

JR北海道によりますと、2025年5月9日午前0時半すぎ、函館線の長万部―国縫間の保線作業中、本来貨物列車の見張り業務に専念すべき列車見張員が別の作業員1人と砂利整理などの作業に加わっていたということです。

現場では、その直前にレールの取り卸し作業が行われていて、貨物列車は可搬式特殊信号発光機の点滅を認めて停止しました。

JR北海道によりますと、本来は貨物列車が通過する予定時刻までに作業を終了する必要がありましたが、それもできていなかったということです。

JR北海道は詳細について現在調査中としていて、「この度はご利用されるお客様にご心配とご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。引き続き、鉄道の安全確保に努めてまいります」とコメントしています。

JR北海道の安全管理体制をめぐっては、砂川駅構内で2024年11月、保線作業員が貨物列車が接近しているのにもかかわらず線路に立ち入り、その後、虚偽の報告をしていたことが明らかになっていて、北海道運輸局が改善指示を出していました。

05/13(火) 10:36

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