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「命の選別」迫られる事態に 「変異株」急拡大の札幌 最前線の現状と危機感

新型コロナウイルスの「変異株」による感染が急拡大している札幌市では、入院患者数が受け入れ可能な病床数の7割を越えています。

市内の病院からは「命の選別をしないといけない事態に陥る」と、限界にも近い声が聞かれました。

全身防護服を着てコロナ患者の治療にあたる医療スタッフ。

札幌市豊平区の病院で撮影された映像です。

この病院が確保している新型コロナの病床は20床。

しかし4月に入ってから満床が続き、医療スタッフは毎日対応に追われています。

(KKR札幌医療センター福家聡呼吸器センター長)「従来のコロナウイルスであればそろそろ退院ということころで変異株はリバウンドのように再度悪化してしまうと入院期間が長くなっている」

患者数が急増した理由、それは「変異株」の存在です。

北海道で最初に変異株が確認されたのは3月10日。

そこから札幌市内の新型コロナの入院患者数は急増し、25日時点で315床が埋まっています。

これは市内で確保している病床数の7割を越えています。

この状況について鈴木知事は、先週の会見で強い危機感をあらわにしました。

(鈴木知事)「札幌市外への広域搬送など開始している」「通常のけがや救命救急に影響がでることが懸念される事態になっている」

札幌市内の医療体制はひっ迫し、すでに市外の病院への搬送を開始。この状況が続けば影響はコロナ患者だけに留まりません。

(KKR札幌医療センター福家聡呼吸器センター長)「(入院患者が増えると)命の選別をしないといけない事態に陥る可能性がある。みんながコロナに感染しないようにしっかりと感染対策をしてもらいたい」

新たな驚異として広がりを見せる「変異株」。医療崩壊を食い止めるのはわれわれ一人一人の行動です。
4/26(月)「どさんこワイド179」  4/26(月)18:03更新

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