ニュース

NEWS

接種の効果は今いかに 新型コロナの抗体検査 注目の背景と専門家の目線

ワクチン接種が進み、注目されている検査があります。

新型コロナウイルスへの抗体を、自分がいまどれくらい持っているのかを検査する抗体検査です。

札幌市の臨床検査センターでは、4月から新型コロナウイルスの抗体検査を始めました。

(札幌臨床検査センター検査部 高野暢副部長)「過去にコロナウイルスに感染したかどうか、ワクチンを打って抗体がつくられたかを測定している」

ワクチンや感染によって体内で作られる抗体が、きちんと作られているか検査でわかります。

こちらの検査センターでは6月以降抗体検査の依頼が増え始め、現在月に1200件ほどの検体を検査しています。

(札幌臨床検査センター検査部 高野暢副部長)「抗体の減少や(ワクチン接種後の)ブレイクスルー感染が報道されているので、医療機関からの問い合わせも増えている」

岸田首相は12日、3回目のワクチン接種について「早ければことし12月から、全額公費負担で行えるよう準備をすすめる」と発表しました。

2回のワクチン接種で作られた抗体が、時間が経つにつれ減少していくことがわかったためで、追加接種により抗体を再び増やし、より強い免疫をつけることが目的です。

抗体を確認する抗体検査。

自宅でできるキットも販売されていて、意外なところで申し込みを受け付けていました。

タクシー会社です。

札幌市豊平区のこの会社では、ホームページ上で抗原検査と抗体検査の2種類の検査キットの申し込みを受け付けていて、郵送で自宅に届きます。

8月にワクチン接種を終えた記者が体験してみました。

アルコール消毒した指に針を刺し、血液を検査キットに入れてしばらくたつと。

(長南記者)「検査結果が出てきました。ワクチンの接種によってつくられた抗体はあり、過去の感染による抗体はないということですね」

(平岸ハイヤー 神代晃嗣代表取締役社長)「ワクチンの接種率が上がってきていて、打ったはいいけれど『本当なの?』って思っていると思う。

みなさん初めてなので。ちゃんと抗体がきちんとした量あるとわかれば安心につながる」

この抗体検査について札幌医科大学の横田伸一教授は「まだ研究段階の検査である」と話します。

(札幌医科大学 横田伸一教授)「たとえ抗体が高かったとしても、感染予防につながることは間違いないが、それがどのくらいなのかは全然わかっていない。

感染対策は(抗体の値が)高くても低くても続けていく。低かった場合には追加接種も考える必要があると思う」

ワクチン接種が進み、関心が高まる抗体検査。

感染対策やワクチン接種とともにひとつの指標になりそうです。
10/14(木)「どさんこワイド179」  10/14(木)17:18更新

北海道のニュース