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なぜすぐに「いじめ」認めなかった? 旭川中2死亡 教育長は対応を反省

(旭川市教育委員会 黒蕨真一教育長)「中間の調査結果として、いじめとして取り上げる事実の説明がございました。この結果を教育委員会として大変重く、厳粛に受け止めており、いじめの認知に至らなかったことを深く反省し、ご遺族の皆様に多大なるご心痛と負担をおかけしたことを大変申し訳なく思っており、この場をお借りいたしまして心から深くお詫び申し上げます」

北海道旭川市内の公園で去年3月、当時中学2年生だった廣瀬爽彩さんが凍死した状態でみつかった問題で、旭川市教育委員会の第三者委員会は、いじめの詳細について明らかにしました。

第三者委員会がいじめと認定したのは6項目。

スマートフォンのグループ通話で性的な発言を繰り返し、体を触ったことや、廣瀬さんに菓子代などの代金を繰り返し負担させていたこと。

性的行為の実行を繰り返し求めたことなどがいじめの行為として認定されました。

また、今回のいじめ行為には生徒7人が関わっていたと説明しました。

(山﨑記者)「廣瀬さんはこちらの公園で上級生らにからかわれ、その後、柵を乗り越えて、隣の川に入っていったということです」

この公園で上級生にからかわれた廣瀬さんは「もう死にたい」などと発言したといいます。

それに対し、上級生は。

(上級生)「死ぬ気もないのに死ぬとか言ってんじゃないよ」

廣瀬さんを突き放すような不適切な発言がありました。

その後、廣瀬さんは増水した川に入り、ひざ下まで水に浸かったことも調査で認められました。

一方で、旭川市教育委員会はなぜすぐにいじめと認定できなかったのか。

(旭川市教育委員会 黒蕨真一教育長)「やはり関係生徒に対する学校側の踏み込んだ聞き取りというんでしょうか、そういったところをより丁寧にやる必要があった。今後、検証しながら改めるところは改めていきたい」

旭川の今津市長は。

(旭川市 今津寛介市長)「他県の例をみても最終報告が半年で行われていますから、旭川の進捗状況は非常に遅いと言わざるを得ない。教育委員会を通じてさらなるスピードアップをと話したいと思う」

鈴木知事はきょうの会見で、全容の解明と再発防止策を求めました。

(鈴木知事)「いじめは子供たちの命と心を深く傷つける深刻な問題で、決して許されるものではありません。今後も道教委、旭川市教委と連携して、丁寧かつスピード感をもって全容解明と再発防止に取り組んでほしい」

2度と同じことを繰り返さないよう、いち早い全容の解明と再発防止策が求められます。

今回、第三者委員会がいじめとして認定した6項目です。

グループ通話などで性的な話題を繰り返し、身体接触を持った

深夜に公園に呼び出し、他の人がいないことを伝えなかった

菓子などの代金を繰り返し支払わせた

性的な話題を長時間続け、性的な動画の送信を要求し続けた

性的行為の実行を何度も求め、状況を静観した

からかい続け、パニック状態になった廣瀬さんを突き放す発言をした
4/15(金)「どさんこワイド179」  6/4(土)8:40更新

北海道