平成30年度 第5回 番組審議会議事概要

平成30年度第5回番組審議会議事録

1.開催日時

平成30年9月27日(木)午後400分〜午後450

2.開催場所

札幌テレビ放送会館アネックス7階A会議室

3.出席者

 委員数      6 名
[出席委員]  6 名
竹川 雅治    委員長
平野 康隆  副委員長
伊藤 雅人    委員 
田中 哲也    委員 
村澤 規子   委員
井上 奈穂子
 委員
[欠席委員]  0 名          
[会社側代表]  4  
杉本 修     常務取締役経営企画部長
村上 雅志  編成制作部長
大針 三治   プロデューサー                                   
[事務局]
大山 洋    取締役放送審議室長

4.議題

「北海道胆振東部地震 災害特別番組」
9月6日(木) 午後5時30分〜午後10時00分放送

 


 

 

5.議事の概要

平成30年度第5回番組審議会は、「北海道胆振東部地震 災害特別番組」を議題として開催されました。社側からの報告の後、番組の審議に移り、各委員から以下のようなご意見ご要望を頂きました。

●当日はラジオだけが支えだった。ラジオの素晴らしさ・役割を再認識させていただいた。人生で1番位の地震の中、アナウンサーやパーソナリティが安心できるトーンで話をしてくれたことに感謝。安心させようという意図が伝わった。

●情報のセレクトは難したったと思うが、公衆電話の無料開放や地下歩行空間が使えない事、家庭ごみが収集できない等細かく伝えてくれた。このような具体的な情報が一番知りたい情報だった。電気、水道、ガス、電話、通信、交通などのライフラインの被害状況や復旧見通し、災害に伴う死亡者等、情報に対するニーズが矢継ぎ早に発生するが、そのニーズに対応するように迅速に特番が組まれていた。しろっぷをはじめとする中継班が拾ってきた一般の生活に関する情報をこまめに流してくれたことも助かった。特番を放送したことは、これから一刻も早く情報を得たいという人のニーズに応える理にかなった判断だった。

●デマが多数流布されたが、どこまでが真実か、どこまでがデマなのかわからない。真偽の判断は難しいと思うが、「これはデマです」というデマ情報に関する注意喚起もあれば良かった。また、むやみに拡散しないようにという呼びかけも大事と思った。SNSの脆弱さにも気づかされた。一方、ラジオは情報を取捨選択しながら、正確な情報を流してくれた。

●全道放送をしている中で難しいとは思うが、可能な限り小刻みに細かなエリアの情報を発信してほしい。また、大事な情報は何回も流すことが必要と感じた。

●停電の解消の情報で、「札幌市の一部」や「旭川の一部」などあいまいなものがあった。
 また、「いつ、どうなった」をいう時間がはっきりしない情報があった。情報発信の時間を整理して伝えてもらいたい。

●一般の方と電話をつないで、「今どうですか?大変ですか?」と聞くことは必要のない事かとも思ったが、「同じ思いを共有する人の話を聞くと安心する」という考えがある事もわかった。

●震災の際に家にあってよかったと思ったものは「電池で動くラジオと懐中電灯」だった。今はスマホがあるので、ラジオはradikoで聴くことができる、ライト機能もある、と考えていたが停電の時は役に立たないということに気づかされた。アナログラジオの大切さが身に沁みた。手回しラジオも役に立った。

●職場の職員に「どういう風にラジオを聴いていたか」確認したころ、どこへ行くのにも、どの部屋に移るにもラジオを抱えて回ったとの事。また、いくつかの局をザッピングしていた方も。

続いて10月に予定されている単発番組、事業等の説明、聴取者からの声の報告等がなされ平成30年度第5回番組審議会を終了しました。
次回の平成30年度第6回番組審議会は、平成30年10月25日(木)に開催を予定しております。