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年末年始のご挨拶に…達人に教わる訪問のマナー

2017年12月11日(月)

年末年始のご挨拶に…達人に教わる訪問のマナー

年末年始のご挨拶に…達人に教わる訪問のマナー
本日の特集は、訪問の機会が増える年末年始を前に、日本マナー推進協会代表理事・佐々木眞由美さんに訪問時のマナーについて伺いました。
佐々木さんは文科省認定「マナーアドバイザー」等の資格を持ち、作法について様々なことを知っています。
今回は、クイズ形式で訪問マナーについて教えていただきました。

Q:コートを脱ぐタイミングは?

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A:コートは玄関の呼び鈴を鳴らす前に脱ぎ、中表にしてたたみ、左手にかけます。
ただし、真冬は、帽子・マフラー・手袋を外して、コートは着たままでも良いです。その時は「着たままで失礼いたします」と一言添えると良いです。

佐々木さん:脱いだコートは、外のホコリがついているので部屋の中には持ち込まず、靴を脱いでから「置かせていただきます」と一言添えて玄関先に置きましょう。

Q:玄関で靴を脱ぎ、上がるまでは?

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A:玄関に入る時は、体を斜めにしてドアノブに両手を添え、静かに閉めます。この時、相手にお尻を向けてはいけません。
靴は正面を向いて脱ぎ、ここでも相手にお尻を向けないよう、体を斜めにして靴を揃えます。向きは上り框(かまち)と垂直に、端に寄せて置きましょう。
スリッパが用意されていた場合は、靴を揃えてから履いてください。スリッパを履いてから靴を揃えようとすると、かがむ時にスリッパにシワができて傷んでしまいます。

佐々木さん:多くの人が集まる場合、玄関に靴が沢山あって、脱ぐ場所が遠いことがあります。そんな時は、先に置かれている靴を寄せさせていただいてスペースを作り、そこで靴を脱ぎ、中央ではなく少し端の方に置きます。
来客が多い時は、お迎えする側のマナーとして、新聞紙などを広げて靴を置くスペースを作っておくと良いですね。
また、訪問に不向きな靴もあります。脱ぎ履きに時間がかかるブーツや、訪問先の玄関の床を傷つけるおそれがあるスパイク付きの靴は避けたほうが良いです。

Q:和室に通されたら、どこでどう待つ?

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A:入口近くで、入ってきた方に体を向け、正座して待ちます。その際、手荷物は入口側に置きます。座布団はすすめられてから座るようにしましょう。

Q:手土産を渡す際の一言は?

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A:「おいしいと聞いて」「○○が好きと聞いて」等、相手のことを考えて選んだ気持ちを表すと良いです。「つまらないものですが…」は、ネガティブな表現なので最近は避けられています。

佐々木さん:和室の場合、手土産は紙袋から出して畳みの上を滑らせるように差し出しましょう。

Q:出されたお茶がふた付きだった場合、ふたはどうする?

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A:ふたを奥に傾けて時計回りに1/4まわし水滴を落とします。そのままおいてしまうとくるくる回るので、茶たくの下に挟むように置きましょう。
茶たくにふたを伏せて置いてしまうと内側についた水滴がテーブルについてしまうのでNGです。
日本マナー推進協会
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