どさんこワイド179

福永探偵社〜横断歩道の謎のカタカナを探れ!

2018年8月29日(水)

福永探偵社〜横断歩道の謎のカタカナを探れ!

福永探偵社〜横断歩道の謎の文字
本日の特集は、北海道に潜むあらゆる謎や噂を解決していこう!というコーナー「福永探偵社」。今回は、調査員の大慈弥アナと佐藤アナが「横断歩道で発見した不思議な文字」について調査しました。

横断歩道のカタカナ2文字の謎

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先日、探偵社のメンバーが横断歩道を渡ろうとした時にカタカナの「ロメ」という文字を発見、近くに合った別の横断歩道にもカタカナの文字がありました。これは一体何なのでしょうか?
福永探偵社〜横断歩道の謎の文字
札幌中心部を調べた結果、どの交差点にも一つはカタカナの2文字がありました。しかし文字は「ロメ」「ロト」「ホク」など様々ですが、関連性は無さそうです。
「白線引きの現場に行って直接聞こう!」と佐藤アナが白線引きの現場を探すも、シーズン終盤で見つかりません。途方に暮れていたところで、小樽で白線引きをやっている情報を得て、小樽へ向かいました。
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小樽で白線引きの現場を発見し、作業をしている方にお話を伺うと、カタカナ2文字は施工会社を表す刻印とのこと。
なぜ刻印する必要があるのか更に伺ったところ、北海道警察からの指示だそうです。
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北海道警察に大慈弥アナが向い、交通規制課の工藤さんに伺うと「どこの会社が施工したのか管理するため」とのこと。
横断歩道や矢印など交通規制に関する白線は警察の指示で塗っており、“警察の指示によるもの”だと分かるように刻印を押しているのだそうです。
ちなみに、道路にある白線のうちセンターラインや側線などは、国や地方自治体が発注したものだそうです。一方、停止線や横断歩道などは警察が発注をした線です。
 
この警察が発注した線にカタカナ2文字の刻印があるのが分かりましたが、では道内にはこの刻印は何種類あるのでしょうか?
調べたところ45種類もありました。ほとんどは社名に含まれる2文字を使っているようです。
STV前の横断歩道にあった「ロメ」は「札幌ロードメイク」、小樽で白線を引いていた「北海道道路産業」は「トサ」となっています(刻印が複雑にならないよう濁点は使わないため)。
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カタカナ2文字の刻印には、施工業者を表す他にも驚きの意味がありました。
札幌市西区にある「北海道ライン興業」に佐藤アナが伺いました。こちらのカタカナ2文字は「トラ」です。
業界歴10年の社員が、資格取得のため矢印の白線を引く練習をしていました。実は、道路に白線を引くには「溶融(ようゆう)式ペイントハンドマーカー」という国家資格が必要なんです。
実技試験では、長さを測りながら正確に矢印表示を作図。その作図した線に沿って200度以上に熱した白い塗料を機械を使って塗ります。
国家試験ということもあり中々の難易度です。どれだけ難しいのか佐藤アナがチャレンジしましたが、真っ直ぐ線を引くことが難しかったり、作図通りに白線を引けなかったりと悪戦苦闘。プロの目から見ると「問題外」と辛口のコメントでした。

横断歩道にあるカタカナ2文字は、「施工業者を表す暗号」の他に、作業員の「正確な仕事の証し」でもありました。
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