北海道100年物語〜函館 千秋庵総本家
2019年9月26日(木)
北海道100年物語〜函館 千秋庵総本家
北海道で長年愛されるモノやお店の魅力に迫る企画「北海道100年物語」。今回は、北海道民にはお馴染みの銘菓を作り続けている創業159年の老舗「函館 千秋庵総本家」をご紹介しました。
函館 千秋庵総本家 宝来町本店
【住所】函館市宝来町9-9
【電話番号】0138-23-5131
【営業時間】9:30〜18:00
【定休日】水曜日 ※変動あり
【電話番号】0138-23-5131
【営業時間】9:30〜18:00
【定休日】水曜日 ※変動あり
江戸時代から続いているお店です。昭和初期から作り続けている「元祖 山親爺」は千秋庵総本家の四代目・松田咲太郎さんが考案し、道内各地でのれん分けの形で独立した千秋庵にその製法を伝えました。その後は、それぞれの千秋庵でお菓子作りの技術が発展していきました。
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●元祖 山親爺 1缶入(20枚) 1660円
工場では15人の菓子職人たちがお菓子を作っています。「はさみ菊」を切るための専門のハサミ“菊鋏”等、様々な道具を使って和菓子を作ります。「菊ばさみ」も四代目・松田咲太郎さんが考案したとされています。
山親爺と並ぶロングセラー商品「どらやき」は、作り始めたのは山親爺よりも古く大正末期から。100年近くお店の看板を守り続けてきたお菓子です。昔から変わらない製法には、随所にこだわりがありました。
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●どらやき(1個) 205円
あんこは“あかね大納言”という大粒の小豆を厳選し使用しています。これを3日間かけて練り上げます。どらやきの皮も生地を前日の晩に作り、一晩寝かせてから焼いています。時間をかけることで小麦粉が馴染んで、焼きムラのない、しっとりした焼き上がりになります。手間暇をかけたどらやきは、手作業で毎朝2000個、お盆などには6000個も作っているそうです。
副社長の小薬一宏さんにこれからの思いを伺うと「函館の地元のお客様に愛され支えられた和菓子屋ですので、風土に根差したお菓子作りを続けていきたいと思っています。」と話してくれました。