どさんこワイド179

新企画!NORD島太星のお仕事トコトン体験記

2020年4月2日(木)

新企画!NORD島太星のお仕事トコトン体験記

  • 新企画!NORD島太星の“北海道の知らないお仕事”トコトン体験記
北海道の暮らしを支える知られざる大事なお仕事を、この春どさんこワイドのレギュラーになった深川出身の島太星さんが体験する新企画「島太星のお仕事トコトン体験記」。今回は風力発電用の風車のメンテナンス作業を体験しました。
島さんは北海道出身ボーイズグループ・NORD(ノール)のメインボーカルを務めています。

石狩・風力発電の巨大風車

  • 新企画!NORD島太星の“北海道の知らないお仕事”トコトン体験記
風力発電は風の力を人の生活に役立てている自然エネルギーの代表です。
現在、北海道には300基以上の風車があり、一般家庭で計算すると年間約20万世帯の電力を生み出しています。
人の暮らしを支えると同時に安全性の高さを求められる施設でもあります。
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  • 新企画!NORD島太星の“北海道の知らないお仕事”トコトン体験記
風車の施工・管理・点検等を行っている市民風力発電の皆さんは、安全の為の点検作業を主に行っています。最も危険な仕事は、地上85mにあり飛行機などに風車の存在を知らせる「航空障害灯」の電球交換です。
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航空障害灯の交換作業や点検は毎月行われており、今回その作業に島さんも同行させてもらいました。作業前に、専用の器具を装着し使い方の講習を受け、風車の中に入ります。
コントロールルームで風車を止めた後、落下防止装置を付け、マンションでいうと6階ぐらいの高さがある20mのハシゴを登ります。島さんは恐々と登っていましたが、プロの作業員は速いスピードで登ります。
20m登った先で大きなボルトを発見しました。実は風車はいくつかのパーツを繋いで85mの長さにしていて、それを繋ぐ大事なボルトでした。油圧を使った工具で締めているため人の力で緩むことはありません。毎年締め具合の点検を行っています。
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いよいよ風車の頂上、85mの場所にある風車の心臓部に到着です。中には発電機や羽の付け根部分がありました。しかし「航空障害灯」があるのは天井部分から上に出た場所で、手すりや壁は一切ありません。島さんは命綱をしっかり付け「めっちゃ怖い!ほんとにすごい仕事だ!」と言いながらも、しっかり障害灯の交換を行い、他にも、風車を回す歯車のお掃除など細かい仕事もお手伝いさせてもらいました。

お仕事体験を終え、大変なお仕事をいつもしている「市民風力発電」の吉村栄二さんに伺うと「電気は生活に欠かせないもの。皆さんが安心安全に使える電気を作る作業なのでやりがいは感じています。」と話していました。