人に話したくなる!どさんこ雑学王!
2020年6月12日(金)
人に話したくなる!どさんこ雑学王!
本日の特集は、知っているようで知らない雑学をご紹介しました。
ヨーグルトが4個パック、プリンが3個パックのわけ
高度経済成長期後半、洋菓子店のプリンがまだ高級品だった日本で、初めて量産型のカッププリンを発売したのが森永乳業です。当時の家族構成は、夫婦と子供2人という4人家族が一般的でした。3時のおやつを食べる時間は、お父さんは外で仕事をしていることから「お母さんと2人の子どもで食べるおやつ」というシチュエーションを想定し、3個パックで売り出しました。
一方、ヨーグルトは朝食に4人で食べることを想定したので4個パックで売られていました。
家族構成が変化した今、森永乳業では3個パックのプリンの販売をやめ、1個売りをメインにしています。
家族構成が変化した今、森永乳業では3個パックのプリンの販売をやめ、1個売りをメインにしています。
紙パックの感謝のメッセージ
飲み終わった紙パックを畳むと折り込まれていたスペースに感謝のメッセージが現れます。これは、消費者に楽しんでもらいながらゴミの減量を促すことを目的に2008年に開始。最初は「気分爽快」や「たたんでください」など20個以上の案がありましたが、最終的に感謝のメッセージに決定しました。今では各メーカーが様々なメッセージで工夫を凝らしています。
トイレサインは日本で生まれた?
日ごろ何気なく目にしている青と赤のトイレの人型サイン。このような絵文字は「ピクトグラム」と言われ、案内標識や危険を知らせるサインなど様々なところで使われています。
室蘭工業大学の須藤秀紹教授に伺いました。ピクトグラムが公共の場で広く用いられるようになったのは、1964年の東京オリンピックから。当時新進気鋭の若手のデザイナー達が集まり、競技施設などを表すピクトグラムを作りました。そのうちの一つがトイレのサインです。
当時はまだ色分けがされていませんでしたが、時代が進んでより分かりやすくモノクロからカラーへと進化しました。日本では赤が女性的、青が男性的という文化的背景があるので、よりイメージを強めるため色付けがされたのでは、と須藤教授は話してくれました。ちなみに、タイでは青が女性、赤が男性と色が逆のトイレがあるそうです。