どさんこワイド179

ときめき野菜通信〜夏の疲れ癒す梅干しの世界

2020年8月26日(水)

ときめき野菜通信〜夏の疲れ癒す梅干しの世界

本日の特集は、日本古来のスーパー食材・梅干しの魅力をご紹介しました。
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日本では古来から疲れを癒す食材として梅干しが重宝されてきました。このスーパー食材・梅干しを自ら研究し、製造会社を立ち上げている人たちがいます。「梅ボーイズ」と呼ばれ、そのリーダー・山本将志郎さんを中心に、札幌を拠点に活動しています。山本さんは梅の生産地である和歌山県の出身で、自ら梅干し製造会社を立ち上げ、「梅ボーイズの梅干し」として札幌市内25軒店舗ほどで販売し、人気を得ています。

北大マルシェ Café&Labo

【住所】札幌市北区北9条西5丁目 北海道大学百年記念会館1階
【電話番号】011-706-3213
【営業時間】10:00〜18:00
【定休日】火曜日
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北海道大学構内にある「北大マルシェ」は、北海道ゆかりのこだわりの商品を販売するカフェです。
こちらでも、梅ボーイズの梅干しを販売しています。
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    ●(画像左)梅と塩 980円
    ●(画像右)梅と紫蘇 1120円
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山本さんは研究者になろうと思い北海道大学薬学部に入学したのですが、北海道のスーパーに売られている梅干しは調味梅干しばかりで、梅本来の味がする塩や紫蘇だけで漬けた梅干しはほとんどありませんでした。「梅本来の味が生きる、昔ながらの梅干しを知ってもらいたい」という思いから北大の仲間とともに梅ボーイズを結成。クラウドファンディングで資金を集め、支援してくれた人に梅干しを届ける“梅干し日本一周”を成し遂げ、イベントなどで普及活動を始めます。
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梅は地元・和歌山の完熟した南高梅、ミネラル豊富な天然の天日塩を使用し6月に塩漬け、暑い夏に天日干ししていきます。その後は旨味を引き出すため1年間熟成させ、樽に紫蘇漬けしていきます。添加物も入れず時間をかけて、昔ながらの製法で梅の味を最大限に生かします。
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酒のマルミ

【住所】札幌市東区北34条東7丁目
【電話番号】011-753-0855
【営業時間】月曜日〜金曜日10:00〜20:00、日曜日・祝日11:00〜19:00
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札幌市東区にある老舗の酒屋“酒のマルミ”は、梅ボーイズの梅干しを最初に販売したお店です。
酒のマルミ社長・若井諭さん:ずっと酸っぱい梅干しを探していました。スーパーに行ってもないですよね。こういうものをすごく探していました。いいものはいいんですよ、わかってくる時代になるんじゃないかと思います。
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梅ボーイズの梅干しファンもたくさんいます。札幌の富野さんご一家にお話を伺いました。数か月前にこの梅干しに出会ってからずっと食卓にあり、小学校4年生、今1歳のお子さんも大好物だそうです。
富野さん:添加物の入っていない梅干しを探していたんです。しょっぱいのがちょうどいい。しょっぱいからご飯にも合うし、料理にも使える。欠かせないです。
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梅ボーイズは梅干しの可能性を広げるため、インスタグラムで梅干し料理の普及活動を始めました。月ごとの旬の野菜と梅干しを使った料理を提案しています。作っているのは現在北大3年生のメンバー・中澤佑飛さん。今回は旬のピーマンと梅干しを使ったオススメ料理を見せてくれました。

まずは「ピーマンの肉詰め」です。中に入れる肉ダネに梅干しの果肉を入れており、調味料はほとんど要りません。梅干しと味噌を合わせたタレを塗っていただきます。
続いては「やみつき梅ピーマン」です。電子レンジでチンしたピーマンをごま油・醤油・砂糖・ゴマ・梅干しを混ぜた調味液に漬けた常備菜です。
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最後に将来の夢を伺いました。
山本さん:生産者がこだわりをもって作ったものがしっかり評価される農業を作っていきたくて、梅干しを漬けています。

梅ボーイズの梅干しはインターネットでも購入できます。気になる方は専用サイトをご覧ください。
専用サイト→https://umenokuni.com/
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