あなたの呼吸法は大丈夫?口呼吸の危険性
2020年11月17日(火)
あなたの呼吸法は大丈夫?口呼吸の危険性
新型コロナの影響でマスク着用は日常となった今、マスクの下でどのように呼吸をしていますか?今回は呼吸改善の専門家である「みらいクリニック(福岡県)」の院長・今井一彰医師に口呼吸の危険性を解説していただきました。
今井医師は鼻呼吸の大切さを訴える本を数多く出版する他、全国各地に出向いて講演会なども行っています。
今井医師は鼻呼吸の大切さを訴える本を数多く出版する他、全国各地に出向いて講演会なども行っています。
鼻呼吸の重要性
新型コロナウイルスの感染拡大でマスクの着用が日常になりましたが、息苦しくなって、つい口呼吸するクセがついてしまう人が増えています。
今井医師に鼻呼吸について伺いました。
今井医師に鼻呼吸について伺いました。
今井医師:鼻呼吸は鼻毛・線毛・鼻水によって、ウイルスや細菌をある程度こし取ってキレイな空気を肺に送る事ができます。ところが、口呼吸合はその作用がないので、ダイレクトに汚い空気が肺の奥に吸い込まれてしまい危険な状態です。口呼吸の癖が付いている方は、体に優しい鼻呼吸に戻していく必要があります。
あなたは大丈夫?口呼吸チェック
以下5項目のうち、いくつ該当するかチェックしてみましょう。
今井医師によると、一つでも当てはまった場合、口呼吸が慢性化している可能性が高いそうです。
(1)おしゃべりをよくする→おしゃべり中は口呼吸になります。長時間話す仕事の人は要注意です。
(2)唇がよく渇く→口で息が出入りするのでかわきやすいです。リップクリームが欠かせない人は要注意です。
(3)いびきをかく→寝ている時に口が開いているのが原因、慢性的な口呼吸の特徴です。
(4)朝起きた時に喉がヒリヒリする→口が開いたまま寝ているのが原因、口呼吸しているかの判断材料になります。
(5)食べる時クチャクチャ音が出る→「噛む」と「息をする」を同時に口で行うのが原因、慢性的に口呼吸になるリスクがあります。
(1)おしゃべりをよくする→おしゃべり中は口呼吸になります。長時間話す仕事の人は要注意です。
(2)唇がよく渇く→口で息が出入りするのでかわきやすいです。リップクリームが欠かせない人は要注意です。
(3)いびきをかく→寝ている時に口が開いているのが原因、慢性的な口呼吸の特徴です。
(4)朝起きた時に喉がヒリヒリする→口が開いたまま寝ているのが原因、口呼吸しているかの判断材料になります。
(5)食べる時クチャクチャ音が出る→「噛む」と「息をする」を同時に口で行うのが原因、慢性的に口呼吸になるリスクがあります。
口呼吸になる原因は?
口を閉じた状態でみなさんの舌の先はどこにありますか?
正しい舌の位置は、(1)上あごにべったりとついている状態です。
それ以外の場所に舌がある人は口呼吸になりやすいので注意が必要です。
それ以外の場所に舌がある人は口呼吸になりやすいので注意が必要です。
正しい舌の位置で鼻呼吸をしてみましょう!
正しい舌の位置
(1)舌先を歯の裏にあて、舌先を上あごにあてたまま奥側に移動させます。
(2)上あごの少しへこんだところに舌がついた状態にします。
この“舌が上あごについた状態”で“鼻で息をする”のが鼻呼吸の基本です。正しい舌の位置で鼻呼吸をしてみると、自然に呼吸ができます。
(2)上あごの少しへこんだところに舌がついた状態にします。
この“舌が上あごについた状態”で“鼻で息をする”のが鼻呼吸の基本です。正しい舌の位置で鼻呼吸をしてみると、自然に呼吸ができます。
舌の位置が正しくないと、危険な口呼吸に!
激しい運動や、鼻が詰まっている時などは、口呼吸しても仕方ありませんが、通常の状態で口呼吸になっていると危険です。
慢性化してしまうと、舌を持ち上げる筋肉が衰えて上あごにつけた状態が維持できなくなります。
慢性化してしまうと、舌を持ち上げる筋肉が衰えて上あごにつけた状態が維持できなくなります。
今井医師オススメ!舌や口周りの筋肉を鍛える簡単トレーニング
今井医師は口周りの筋肉を鍛える「あいうべ体操」を考案して全国に広めています。
口周りの筋肉を鍛える事で正しい鼻呼吸に導いてくれる「あいうべ体操」は、ウイルス感染のリスクを下げる効果が期待できます。
口周りの筋肉を鍛える事で正しい鼻呼吸に導いてくれる「あいうべ体操」は、ウイルス感染のリスクを下げる効果が期待できます。
あいうべ体操
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“あ”は、口を丸く大きく開けて発声
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“い”は、唇を真横に開いて発声
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“う”は、唇を丸く、前に突き出して発声
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“べ”は、舌を出し、あごを舐めるように下方向へ伸ばして発声
一文字1秒くらいかけて、1セット10回程度行います。これを朝昼晩3回、つまり毎日30回やると効果的です。