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【コンサ】会見詳報・岩政大樹新監督…攻撃的サッカー継承!進化!「これ以上ないチャレンジ」

来季9年ぶりにJ2で戦うことになる北海道コンサドーレ札幌が、札幌市内で新監督就任会見を開き、岩政大樹氏が就任することを発表しました。

岩政監督は、選手時代には鹿島アントラーズで3度のリーグ制覇を経験、2010年南アフリカW杯の日本代表メンバーにも選出されました。

引退後に指導者となり、22年夏ごろから1年半、鹿島アントラーズの監督を務め、その後、ベトナム1部リーグのハノイFCを率いて、チームをリーグ3位まで押し上げました。

(岩政大樹新監督)「こんにちは、岩政大樹です。コンサドーレに監督として来ることができてうれしい、興奮しています。ミシャ監督の後任ということで大役ではあるが、これ以上の無いチャレンジ。これまでのコンサドーレのサッカーを継承し前進させていきたい。選手たちと新しいサッカーを作っていきたい」

Q.就任にいたった経緯は?

(岩政大樹新監督)「ハノイFCで指揮をとっていた時に手ごたえを感じていたので、次のチャレンジを考えていた。ただ、どのクラブでも良いわけではなく、ハノイでやっているサッカーと同じマインド、戦術的にも近いチームでやりたいと思っていた。そこで縁があって、コンサドーレの方にお会いし、お話をいただいたき決断した。私がハノイでやっていたフットボールを見てくれていて、攻撃的なサッカーをブレずにやってほしいと言われ、私がやりたいサッカーに非常に合っていると思った」

Q.コンサドーレのサッカーで継承したいことは?

(岩政大樹新監督)「ミスを恐れない精神。プロとして目の前に結果がある中で、選手たちにこのマインドを持たせることは大変で、相当な時間がかかる。しかし、コンサドーレはそれを7年も継続してやっていた。他クラブを見渡しても中々無い。そこは変わらずやっていきたい。一方で、監督がオリジナル部分に確信を持って進めることも大事。私は誰かのマインドを真似するのは大嫌い、オリジナルで考えてハノイで実践して、ここにきた。ミシャサッカーも参考にしている。見ていただければ、どんなサッカーなのかがわかるので、楽しみにしていてほしい」

Q.オフ明けのキャンプの入り方は?

(岩政大樹新監督)「毎日選手の顔色を見ながらをチームを作っていくことの繰り返し。変わるものと変わらないものを明確にしなければ、選手はわからない。自分の中では明確になってきているので、まずはそれをチームに伝えていきたい」

Q.来季の戦い方は?

(岩政大樹新監督)「自分たちの哲学やフットボールへの自信と確信を持つことが大事。ミシャ監督も相手に対してやることを変えなかった、私も同じ。確固たるフットボールがあり、その上で相手を分析して対策する。自分たちのフットボールをぶつけることの割合が大きい。コンサドーレをJ1に昇格させ、クラブにタイトルをもたらしたいというのが、私の目標」

Q.北海道とクラブの印象は?

(岩政大樹新監督)「北海道も、コンサドーレも優しくて、おもしろくて、あたたかい、一体感があるマチとクラブだと思います。それがないと攻撃的なサッカーは作り切れない。攻撃的スタイルばかり貫き、試合に負けていたら批判の声ばかりが出て、普通はやりきれない。これをやりきれているのは、北海道の土地柄がそうさせていると思う。そして、コンサドーレが覚悟をもってやり続けてきたことが、これから試される。このサッカーがミシャ監督だからできていたのか、コンサドーレだからできることなのか。私もその一翼を担い、継承し発展させることができたら、これが本当にコンサドーレのサッカーになると思います。ミシャのサッカーではなく、北海道に根付くサッカーになるように頑張りたい」

12/12(木) 18:14

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