北海道・旭川東警察署は2024年12月22日、詐欺の疑いで住所不定の自称・無職の男（59）を逮捕しました。

男は12月22日午前8時10分ごろ、旭川市内にあるスタッフ給油のガソリンスタンドで、代金を支払う意思や能力がないにもかかわらず店員に給油を申込み、レギュラーガソリン52リットル（販売価格9672円）をだまし取った疑いが持たれています。

警察によりますと、男は給油後に店員に対し、「お金がないので銀行に行っておろしてくる」と言い、本人のマイナンバーカードを渡したうえ、携帯電話の電話番号を伝えて車でガソリンスタンドを離れたということです。

しかし、男が戻ってこなかったため、22日午前10時50分ごろに店員が「詐欺にあったかもしれない」と警察に通報し、事件が発覚しました。

その後、警察は男が店員に伝えていた番号に電話をかけたところ、男が応答し自ら居場所を回答。

警察がその場所に駆け付けたところ男がいたため、任意同行を求めて逮捕に至りました。

警察によりますと、逮捕時の男の所持金は極めて少なかったということです。

調べに対し、男は「弁解することはなにもありません」と容疑を認めていて、警察が詳しい動機を調べています。