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黒船来航?北海道初上陸スーパー「ロピア」人気の秘密と強かな戦略とは…どさんこ石黒記者も刮目

【動画】北海道初上陸のスーパー“ロピア”人気の秘密を探りに上京取材! 強かな北海道上陸戦略を紐解く

イトーヨーカドーが北海道からの撤退を進めるなか、一部の店舗は、関東を中心に展開するスーパー「ロピア」が引き継ぎます。

道内1号店となる札幌市北区の屯田店は開店まで10日を切りました。

北海道民に馴染みのないロピアはどんなスーパーなのでしょうか。

“コスパ最強” ロピアの魅力

東京のベッドタウンにあるスーパー「ロピア」の店舗です。

中に入ると最初に目に入るのがユニークなポップ。

お菓子コーナーの上にはおもちゃのSLが走っていて、子どもたちに大人気です。

店のコンセプトは「食のテーマパーク」。

買い物の時間を楽しんでもらおうと、内装のデザインにこだわっているといいます。

(石黒記者)「肉のロピアと書かれたこちらの精肉コーナーでは、このような1キロ以上入った大容量のパックが販売されていて、価格は本体価格99円」

ほかにも本体価格が100グラム79円のメキシコ産の豚肉も。

大容量の商品で店員の仕事量を減らし、パック代も節約。

価格を抑えて販売しています。

もともとは神奈川県の精肉店から始まった「ロピア」。

牛を一頭買いして安く売るのはもちろん、品揃えも豊富です。

(担当者)「平日は赤身肉が多かったり、祝日はサシの多いお肉を好んで買っていく客が多いので、いろいろ考えながら売り場をやっています」

この日は国産牛のステーキ肉が本体価格100グラム498円、各店舗の担当者がその地域の好みや傾向に合わせ売り場をつくっています。

(買い物客)「まとめ買いするときに安いのと、お肉も豊富なので1週間に1回くらいは来る」

(買い物客)「他のところで買うよりもいいものを安く買えるので。安くてうまいロピア」

北海道に初進出 その狙いは?

ロピアの安さの理由はほかにもあります。

支払いは現金のみで、キャッシュレス決済の手数料をなくし、より安く販売しています。

惣菜コーナーも大容量で種類が豊富です。

手に余るほどの大きさのハンバーガーや、具材がはみ出るほど入ったおにぎりなどが並んでいます。

(石黒記者)「特に人気のこちらのピザは、まだ温かい状態で販売されていて、焼きたてのいい香りが漂っています」

ロピアで人気のピザは1枚なんと626円!

まとめて買うとさらにお得になります。

そのおいしさの理由が、工場ではなく店内でピザを焼いています。

(担当者)「平日だと1日300枚くらいで土日だと800枚くらい焼きます」

一枚ずつ生地を伸ばしてからオーブンでおよそ3分。

まさに「焼きたて」のピザが店頭に並びます。

低価格と品質の良さを売りにする「ロピア」は、関東を中心に88店舗を展開。

2023年は東北に初出店、さらに2024年、北海道に初上陸します。

(ロピアを経営するOICグループ 浜野仁志さん)「店舗が進出していないエリアに出ていくのはもともとの戦略でありましたので、そんな中でイトーヨーカドーさんのお話をいただいて北海道の進出を決定いたしました」

セブン&アイ・ホールディングスは、傘下のイトーヨーカドーについて、道内からの撤退を進めています。

OICグループは「イトーヨーカドー屯田店(札幌市北区)」の跡に、道内1号店となる食品スーパー「ロピア屯田店」を11月23日にオープンすると発表しました。

(ロピアを運営するOICグループ広報担当 浜野仁志さん)「今でも関東や関西の店で北海道の食材をたくさん使わせていただいてるが、(北海道に)実店舗を置くことで、我々が知らない食材だったり、まだ取り引きできていない農家などとより深くつながることができると思う」

「黒船」ロピアの出店は新たな競争を生み出すと同時に、地方経済をどう活性化させるかー

北海道内では屯田店を皮切りに、札幌市豊平区の福住店・西区の琴似店が順次オープンする予定です。

11/14(木) 06:51

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