2023年度 第6回 番組審議会議事概要

「どさんこドキュメント カレーライスの未来 〜北の大地と貨物列車〜」について

1.日 時:2023年10月24日(土)午後4時00分〜午後5時23分

放送番組審議会photo1

2.場 所  札幌テレビ放送会館 アネックス7階 A会議

放送番組審議会photo2

3.出席者

[審議会委員]
齋藤  一朗   委員長 
赤尾    洋昭     副委員長
伊藤    千織     委員
小島    達子     委員
鈴木    博之     委員
平尾  武史     委員
福岡    藍子     委員(以上7名)
          
[会社側代表]
井上     健       代表取締役社長
金子  長雄     取締役 報道局・コンプライアンス推進室担当
岩崎    泰治     取締役 制作スポーツ局長
加藤  尚道     執行役員 コンプライアンス推進室長
越後谷 享史     報道局長
村上  雅志     編成局編成部長 

[会社側参与] 
宮本  亮二     報道局次長兼報道部長

[特別 出席]
水谷    潤子   報道局報道部プロデューサー

[事 務 局] 
渡邊 泰徳      番組審議会事務局長
鈴木 圭介      番組審議会事務局
千葉 雅子      番組審議会事務局

4.議題

(1)「どさんこドキュメント カレーライスの未来〜北の大地と貨物列車〜」について
(2)番組種別報告、BPO報告、9月〜10月視聴者対応状況について
(3)番組編成方針改正について

5.議事の概要

2023年度第6回番組審議会が10月24日に開かれました。議題は、9月2日放送の「どさんこドキュメント カレーライスの未来〜北の大地と貨物列車〜」で、委員から以下のようなご意見を頂きました。
◇丁寧にコンパクトに説明されていたのがこの番組の特徴だった。分かりやすく問題提起をする意図としては成功した番組だった。
◇タイトルのつけ方として、貨物の廃線問題とカレーライスを組み合わせるのは、身近な問題として考えてもらうためのとてもいい入り口になっていたと思う。
◇国民生活に直結するこの課題に対しては、生産者、消費者、輸送業者のいずれかが一方的に負うということではなく、国民のコンセンサスが不可欠になるので、こうした身近なリアリティのある番組は非常に貴重だと思う。  
◇昨今のウクライナ戦争、イスラエルの紛争、といった世界情勢を踏まえると食料の安全保障、安全供給の重要性は増している。有事になる前にサプライチェーンを構築することが必要なので、とてもタイムリーな番組だった。 
◇北海道新幹線の札幌延伸の陰に隠れた貨物輸送の問題をあぶりだしたという点で、良い番組だった。貨物輸送の歴史がやさしくひも解かれていて、問題提起のドキュメンタリーとしてよく出来ていた。
◇番組タイトルの「カレーライスの未来」はキャッチ—で分かりやすいと思うが、サブタイトルの「北の大地と貨物列車」の方が、内容が分かりやすい。メインタイトルはこちらの方がよかったように思う。         
◇JRとJR貨物が違うということや、新幹線との関係、実際にタマネギ列車が今どういう状況にあるのかなど、もう少しストレートに説明して欲しかった。
◇経済の問題なので数字が示されると説得力が違ってくる。推計値になってしまうが、タマネギの価格がこれだけ上がるというような話に持っていければ、もっと身近な問題として感じさせることが出来たのでは。
◇本州ではあまり知られていない話題かもしれないが、日本全体に関わる問題でもあるので、ぜひ全国放送していただきたい。 
◇「どさんこドキュメント」は簡単に答えの出ない問題を果敢に取り上げている。自分事のように考えさせられるように作られていて、テレビの役割としての問題提起のレベルが高いと思う。今後の制作にも期待する。

このほか、「番組種別について」、「11月の単発番組放送予定」、「9月〜10月の視聴者対応」、「BPO報告」、および「番組編成方針改正」の説明をして終了しました。