「金メダルをとりにいく」スノーボード・旭川市出身の竹内智香選手 来季で引退へ 競技人生の集大成

ソチオリンピックで銀メダルを獲得したスノーボード・旭川市出身の竹内智香選手が、現役引退を決断しました。
(竹内智香選手)「長く続けた競技人生を今シーズン、2025ー26年シーズン、オリンピックシーズンをもって、競技の世界から退くということをご報告させていただきます」
5月末、スノーボードでオリンピックに6大会連続で出場している旭川市出身の竹内智香選手(41)が、来シーズン限りでの現役引退を発表しました。
旭川市出身の竹内選手は、小さいころからスキーに親しみ、12歳からスノーボードを始めました。
2002年のソルトレイクシティーオリンピックで初出場を果たすと、そこから24年間あわせて6回のオリンピックに出場しています。
2014年のソチ大会ではパラレル大回転で決勝に進出。
惜しくも転倒し、銀メダルとなりましたが、スノーボードの日本女子で初めてメダルを手にしました。
今回シーズンに入る前に現役引退を表明したのには理由がー
(竹内智香選手)「応援してくださる皆様、メディアの皆様、スポンサーの皆様、家族、友達、みんなと心を揃えて、あと1シーズン一緒に駆け抜けていきたいなと。私も皆さんからたくさんの力をもらって、あと1年頑張りきれるんじゃないか」
竹内選手は昨シーズンのワールドカップで3位表彰台にあがっていて、世界選手権にも出場しています。
(竹内智香選手)「今年の1月、スイスのワールドカップで表彰台に上がることができて、オリンピックの派遣基準をクリアできたことで、もう1回神様が『オリンピックまで全力で頑張りなさい』と言ってくれているのかなというふうに感じました」
2024年12月には歩けないほどの腰の痛みもあったという竹内選手。
競技人生の集大成へ。
7回目のオリンピック出場、そしてその頂点を目指します。
(竹内智香選手)「もう一度アスリートとして、24時間自分のために時間を使って、残り1シーズン本気でもう1回取り組み、勝ちにいきたい。もう一度金メダルをとりにいくような取り組みを1年間したいと思っています」
ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックは2026年2月6日に開幕します。