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【独自解説】首位・ファイターズ「プラス材料しかない」豊富な先発投手と打線のつながりに期待

元WBC日本代表ヘッドコーチの白井一幸さんが、いまのファイターズのチームの状態、そしてこれからについて独自解説です。

(白井一幸さん)「ファイターズは現在首位にたっているが、安定した戦いができている。安定している要因の1番は先発投手陣。非常に駒がそろっているし、高いレベルですべての投手が試合をつくっている」

ここまで8試合に登板し、5勝を挙げているエースの鹿部町出身・伊藤大海投手をはじめ、防御率1.31でここまで2勝の山﨑福也投手や、先日122球を投げ完投勝利をあげた北山亘基投手。

さらに、古林投手や加藤貴之投手、金村尚真投手と並び、ここにプロ4年目の達孝太投手が加わるなど、先発投手が豊富です。

登板機会がなく、2軍で休ませなければいけない投手が複数存在しています。

(白井一幸さん)「これだけ先発投手陣が安定して試合をつくっていくことで、首脳陣も試合運びに計算がたつ。これが一番の強み」

一方、打線に関してはー

(白井一幸さん)「ホームランによる得点はできているが、打線がまだまだつながっていない。いまはなかなかそこがつながっていない中でこの位置にいるというのは相当底力もある」

(白井一幸さん)「レイエス選手の一番いいバッティングというのは、右中間方向へのパッティングです。まだまだピークは彼はあとにくると思いますので、そのときになったらリーグで“三冠王”を狙える、そういう選手だと私はみている」

さらに白井さんは、この選手に期待を寄せています。

(白井一幸さん)「石井選手。もともとは長打力がある二塁手だが、1軍に上がってきてからしっかり成績を残すことができて、下位打線に厚みが出てきたのが明るい材料」

石井一成選手は4月29日に再び1軍昇格後、5月26日までで打率は2割8分9厘と好調です。

石井選手が中軸のあとに控えることで、打線につながりが出てくると白井さんは分析します。

6月3日からはセ・リーグチームとの交流戦が始まります。

(白井一幸さん)「新庄監督も交流戦は何が起こるかわからないので、そこまで独走状態にしておきたいと話していた。交流戦までに1試合でも多くの貯金をしていく、2位との差を広げていく。ここは本当に重要。強みは先発投手陣にある。そういう意味でも大崩れをすることがない、大きな連敗をすることがない。一方で、これだけ安定しているということは大きな連勝も可能性がある。ファイターズは交流戦に向けてはプラス材料しかないのが現状です」

05/27(火) 11:35

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