【コンサドーレ】ホーム4連敗 自力でのJ1昇格は絶望的か・・・荒野選手「PO進出は厳しい、自分たちが落としてきた結果」柴田監督「プロとしてベストを尽くす」
【J2リーグ 第34節】
負ければJ1昇格が消滅する可能性もある北海道コンサドーレ札幌は、ホームで水戸ホーリーホックと対戦。
水戸のU20W杯日本代表・齋藤俊輔にスーパーゴールを決められ0対1で敗れ、ホーム4連敗を喫しました。
J1昇格は限りなく厳しいものとなりました。
(柴田慎吾監督)「勝てなかったということに尽きる。ちょっとしたタイミングを逃したり、ラストのクオリティだったり、ゴールへの肝となる部分でズレが生じたという印象。近藤選手などは警戒されていたが、警戒された中でも突破しきる、クロスを通すというのがプレーヤーとしての価値。そういった意味では最後、結果に結びつかなかったということをアタッカー陣には振り返ってもらい、トレーニングの中でも要求していきたい。
(J1昇格について)可能性がある限り最後までベストを尽くすことは変わらない。例え昇格の可能性が無くなったとしても、残り4試合はプロとして、応援してくれる方たちのために同じ熱量でやる。難しい状況だが、誓ってやっていきたい」
(荒野拓馬選手(後半から出場))「悔しい結果になった。水戸は優勝や昇格争いという譲れないものがある中で、水戸の方がハードワークをしていた。ウチは前半から守りに入ってしまう時間が多く、なんとかもっとボールを保持してチャンスにつなげられないかと思って前半は見ていた。もっと自信をもってボールを持てる時間があったと思う。流れが悪かったので、チャンスをつくるプレーができればと思った。前半から縦パスやフリックをするようなパスが入っていなかったので、自分が出た時にはそういう役割をやろうと思っていた。後半のように相手コートでもっと試合ができていれば、ゴールへの期待値もあがる。そこは残り4試合やっていきたい。
(J1昇格について)プレーオフ進出は厳しいと思う。可能性がある限り頑張るが、自分たちでつかめる可能性は無いと僕は思っている。運に恵まれれば違うかもしれないが、自分たちが今シーズンいっぱい落としてきた結果。もう一度残り4試合、サポーターに感動を与えられるような試合をしたい。こういう現実を叩きつけられて、チームとしてもメンタル面や心技体のところを鍛えないといけない。ウチの若手には可能性のある選手がいっぱいいるが、僕や大﨑選手、宮澤選手のようなベテランが試合に出てチームを変えるのではなく、若い選手が出て「俺がやってやるぞ」という気持ちを出さないといけないと思う。僕が若い頃に先輩たちに教わってきたように、今の若い選手たちには伝えていかなければいけないと思う。厳しい言い方になるかもしれないが、自分がやっていかないといけない」
(近藤友喜選手)「個人の所で言えば、深い位置までいったときの精度が足りなかった。後半に荒野選手がシャドーに入ってきて、前半よりも仕掛けられる場面は増えたが、僕の精度が足りなかった。こういう状況になっているのは自分たちの力不足。受け止めなければいけない。プロである以上、応援してくれるサポーターがいて、勝ちに向けて戦わなければいけない。残り4試合、そういう姿勢は見せていきたい」