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「愚直に向き合う」オリンピックへの思い語る スピードスケート・髙木美帆選手 宮崎合宿を公開

2026年2月に開幕を迎えるミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックまで260日あまり。

スピードスケート・幕別町出身の髙木美帆選手が合宿を公開し、オリンピックへの思いを語りました。

(髙木美帆選手)「ビックウェーブをつくりたいですね。(波に)乗るとかじゃないのかな」

宮崎県での合宿を公開したスピードスケート・幕別町出身の髙木美帆選手。

合宿スタートは4月中旬で、例年よりも早い始動となりました。

(髙木美帆選手)「どういうことに取り組んで、どういう風に体を強くしていきながら体をコントロールしていくかというのを、もう1回考えるときが来たのかなと感じている。スケートのこととチームのことと自分の体のこととか、それだけを考えていればいい時間がこの時期からあるというのは、個人的にはすごくいいなと思っている」

合宿では自らの体と向き合い、動きをじっくり修正していくことに力を入れていました。

心肺機能を高めるための自転車練習やヨガなどで体のバランスを整えるようにしているといいます。

(髙木美帆選手)「スケートを長く続けていると、左回りをずっとしているので、屈曲の範囲で左右のバランスも違ってくる中で、年々フラットに戻しにくくなっているというのは感じている。体をバランスよくつかえるということを意識して、自分の体を強化しながらいかに繊細に使えるかというバランスをみつけていきたい」

3回目の出場となった2022年の北京オリンピックで金メダル1つ、銀メダル3つを獲得し、日本女子最多となる7つのメダルを手にした髙木選手。

実は4月のはじめには悩んでいたといいます。

(髙木美帆選手)「(4月のはじめごろは)ちょっとネガティブというか、雰囲気が暗かった。(昨シーズン1500メートルで結果が出ず)弱気だったかなというところもあった。やっぱりここで諦めたくないなみたいな、あきらめようと思ったことはないけど。ここで弱気になっていたりとか、踏み出すことにためらっていたりしていないで、もっと貪欲にいこうと思っている」

4回目のオリンピック出場へと練習を続ける髙木選手。

いまの心境はー

(髙木美帆選手)「『時間は無駄にしたくないです』という時期は過ぎたと思っている。『1日1日を大切にしたいです』という年代も過ぎたなと思っているので。貪欲にまっすぐにというかひたむきにというか、そういう気持ちでスケートに向き合っていきたいと思っています。ミラノオリンピックに向けては、変わらずに愚直に、最後の日にある1500メートルをどういう走りをしたいか、できるのかというのを追い続けていきたいと思っています」

05/20(火) 12:33

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