ミラノ冬季五輪に向け始動 ロコ・ソラーレ「史上最高のチームを作りたい」髙梨沙羅選手も練習公開
ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックまであと8か月弱。
オリンピック出場を目指して、どさんこアスリートたちがシーズンをスタートさせています。
北見市常呂町でカーリングチーム「ロコ・ソラーレ」が5月末に練習を公開しました。
今シーズンは通常よりも1か月ほど早い始動となったということです。
日本女子カーリングは、カナダで12月に行われる世界最終予選で、ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピック残り2枠の出場権獲得を目指しています。
「ロコ・ソラーレ」は9月に稚内市で行われる世界最終予選に出場するチームを決める日本代表決定戦に臨みます。
(スキップ 藤澤五月選手)「来シーズンオリンピックに出られるかどうかは自分たち次第になってくる。もちろん不安や課題もたくさんあるが、このメンバーで全員がそろって来シーズンを迎えられる、それを全員でしっかり乗り越えていきたい。特に北海道でしっかり準備をして、9月の稚内(日本代表決定戦)に向けて私たち史上最高のチームを作り上げていきたい」
一方、スキージャンプで4回目のオリンピック出場をめざす上川町出身の髙梨沙羅選手も、札幌市内で5月に練習を公開しました。
髙梨選手がシーズン初めの練習場所に選んだのは、スモールヒルとミディアムヒルが併設された少年少女用のジャンプ台です。
(髙梨沙羅選手)「こういう小さい台でいろいろなことを確かめながらできるのが理想。メインとしてテレマークを意識しながらトレーニングをしている。順調…といえるかどうかわからないけど、日に日にテレマークの精度は上がってきていると思う」
髙梨選手が課題としているのが「テレマーク」姿勢。
特にK点を超える大きなジャンプをしたときに入れるのが難しいといいます。
(髙梨沙羅選手)「後頭部でつりあげるような感じでテレマークを入れたらいけるんじゃないか?と言われてやってみた。それでうまくいったので先生に感謝です」
髙梨選手はこの日、若い選手たちにアドバイスをもらいながらあわせて5本をとびました。
(髙梨沙羅選手)「最後の5本目はしっかり内容もそろえられながらテレマークが入れられたのはいいきっかけをつかめる一歩になった。夏場のうちにしっかりテレマークを試合でいれられるようになりたい」
ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックは2026年2月6日に開幕を迎えます。