【スキージャンプ】創部以来初の女子選手誕生!金メダリスト輩出の名門スキー部が新体制!ミラノ五輪へ「1番大きな決断、進化したい」

スキージャンプ長野五輪金メダリストの原田雅彦氏や岡部孝信氏ら、数多くの五輪メダリストを輩出してきた、創部79年を誇る名門『雪印メグミルクスキー部』が、ミラノ五輪を控える今季の新体制を発表しました。
選手では、創部以来初の女子選手となる一戸くる実選手が新たにチームに加わるほか、新監督には2014年ソチ五輪団体銅メダリストの伊東大貴氏が就任。
2023年に現役を引退した原田侑武氏が、新コーチに就任することとなりました。
ここに男子選手7人を加えた計8選手の新体制で、26年ミラノ五輪に向けてスタートを切ります。
(伊東大貴監督)「身が引き締まる思い、それしか浮かばない。伝統と歴史の長いチームの監督になるということでプレッシャーはあるが、しっかりと責務を全うしたい。五輪競技でも女子ジャンプはある。女子選手を強化しない理由は無いので今年度から実施することになった。男女で世界で勝てるチーム作りをしていきたい。一戸選手は女子選手の中では身長も高い方。ダイナミックなジャンプと鋭いテイクオフが魅力的。ただ、テクニック面ではまだまだ煮詰めていかなければいけない」
(原田侑武コーチ)「また名門スキーチームに帰ってくることができて光栄、嬉しい。常に選手ファーストで考えたい。1人でも多く世界で戦える選手を輩出することが目標だし、私の夢は雪印を世界一のチームに君臨させること。そこに向かってノンストップで頑張っていきたい」
(一戸くる実選手)「すごいチームから話をいただき、本当にワクワクと嬉しい気持ちがいっぱい。世界で活躍する選手になる、五輪でメダルを獲得するという夢に、一番近づける場所だと思い決断した。近年は女子ジャンパーも男子と同じレベルじゃないと勝てない。長い歴史を持った男子トップの雪印チームに入り、その技術を1番近くで盗めることが楽しみ。五輪イヤーでありながら所属先を変更するという、キャリアの中でも1番大きな決断。新しいチームになったからには変化を恐れず、ミラノ五輪を視野に入れながら進化していきたい」
【一戸くる実】
2004年6月20日生まれ 20歳 千葉県出身 170センチ 57キロ
父・剛さん(トリノ五輪日本代表)の影響で小学5年生からスキージャンプをスタート。
昨季までCHINTAIスキークラブに所属。
昨季は、開幕からシーズン終了まで女子日本代表としてW杯に参戦。
昨季W杯ランキング24位、自己最高10位。