沢村賞受賞の伊藤大海投手「あこがれ続けたダルさんに続けた」来シーズンへの思い語る ファイターズ
今シーズンの全日程を終了し、秋季キャンプ真っ只中のファイターズ。
鹿部町出身の伊藤大海投手が今シーズンを振り返り、2026年への思いを語りました。
(伊藤大海投手)「去年より悔しいシーズンだった。ことしの方が(優勝に)届きそうで届かなかったという印象なので、あの一球がとかあの一敗がとかっていうのがことしの方が強く感じる」
鹿部町出身の伊藤大海投手は今シーズン、リーグ戦27試合に先発登板。
195個の三振を奪い14勝をあげ、2024年に続いてリーグ「最多勝利投手」と、自身初めてとなる「最多三振奪取」の2冠を獲得しました。
(伊藤大海投手)「チームとしてのタイトル(リーグ優勝)がほしかったというのが正直なところなので、もちろん光栄なことではあるけれど、あまりそこ(タイトル2冠)に関しての嬉しさはないと思います。(15勝を)もちろん達成したかったですし、去年の自分自身の数字も越えられなかったというところで悔しい思いはあります」
そんな中ー
(選考委員会)「日ハムの伊藤くんに決まりました」
先発投手、最高の栄誉である「沢村賞」を受賞。
チームでは2007年のダルビッシュ有投手以来2人目の快挙となりました。
(伊藤大海投手)「ダルビッシュさんからも連絡いただけてすごく嬉しかった。本当にあこがれ続けたダルさんに続けたというのはすごく嬉しいですし、もし子どもができたら『大谷さんでも(沢村賞を)とっていないんだよ』と言いたいなと思います」
今シーズン伊藤投手が感じた手ごたえと課題とはー
(伊藤大海投手)「ストレートに対してのこだわりはありますし、空振りの取れる・ファウルが取れるストレートがあっての変化球かなと僕はたどり着いたので、ことしの目標というか自分の設定で、三振180個以上とフォアボール30個以内というのを掲げていたので、そういうところを体現できたのはよかった」
(伊藤大海投手)「被本塁打が多かったといのは反省点としてありますし、結果的にそれが致命的な失点につながったり防御率の悪化につながったというところで、(来年は)うまく考えながら取り組んでいきたいと思う。もう少し再現性の高さだったり、下半身の弱さを感じているのでそこを重点的にやっていけたら」
新庄監督は伊藤投手についてー
(新庄監督)「ことし2回くらい投手コーチから『大海を休ませたいのでよろしくお願いします』と言われたが『ダメだ』と。大海だけは投げさせると。1年通して大海が引っ張っていかないと強いチームにはならないから、2人でやっていこうと話し合いをしながら、1年間ぶっ通しでね」
(伊藤大海投手)「(新庄監督の気持ちは)感じていたし、ただすべて応えられたかというと決してそうではなかったシーズンではあるので。選手としてチームとして監督との約束を果たせていないので、ボスには優勝しか似合わないので、(来年は)必ず優勝して胴上げしたい」