【コンサドーレ】痛すぎる敗戦。J1昇格が大きく遠のく 柴田監督「厳しいゲームだった」高嶺「自分に責任を感じている」宮澤「深井と一緒にピッチに立ちたい」

J2第31節北海道コンサドーレ札幌はベガルタ仙台と対戦。昇格圏を目指すライバルクラブの対戦は仙台に攻守で圧倒され0-3で完敗。
1年でのJ1復帰を目指すコンサドーレにとっては崖っぷちに立たされる結果となった。
■柴田慎吾監督
「厳しいゲームだった、その一言に尽きる。敗戦の要因は一つではない、仕組みの所をもう少ししっかりしないといけない。
技術的なエラーで一個遅れてしまう、一個タイミングを逃してしまう、そうなった時の相手の守備のリカバリーが早いのでブロックを再構築されてしまう。
またシンプルに戻して、また11人を相手にしないといけない状況の繰り返しになってしまった」
「0-2の状況で点を取りにいかないといけないので
ひとつはマリオを前線にの起点に(白井)陽斗をシャドーに残した中で何とかアタックする。
そこにボールを送り届けることが重要なので宮澤選手の落ち着き、戦術理解、ゲームを読む力と久々の試合出場になった中村桐耶選手を入れた。
彼の良さはボールを前に運ぶ推進力だと思うので、桐耶や(宮澤)裕樹の武器を生かした中で
ボールを前に運んで相手のディフェンスラインにアタックするフェーズを作りたかったので3枚替えをした」
「(深井選手の引退は)一言では言いあらわせられないほど壮絶なサッカー人生を、
本当に何度も何度も大きな怪我を繰り返してきた中で心が折れそうになった時が何度も何度もあったと思うが、
それでもチームの勝利のため、コンサドーレを応援してくれているすべての人のために歯を食いしばって
何度も立ち上がって戦ってきた深井一希を最後に一緒にJ1に連れて行くのは、大きな俺たちの目標の一つになったよねと試合前のミーティングでも伝えた。
一希も残り7試合チームの勝利に貢献するためにベストを尽くしてくれると思う。
J1昇格という目的・目標も一希のためにという目的がひとつチームにプラスされた。そのためにという思いを持って選手ピッチに入ってくれたとは思う」
■高嶺朋樹選手
「大事なゲームで自分の中でほとんど何もできなかった、
こういう大事なゲームで結果を出すために帰ってきたので、すごく自分に責任を感じています」
「毎回言ってるが、負けられない試合が続く中で0-3で負けてしまったが
顔を下げても仕方がないので、残り7試合で全勝できるようにチーム全員で統一してやっていきたい」
「(深井選手が)引退するという話を聞いて、前々からそういう話はしていたんですけど
まだやってほしいです、寂しいですという話はさせてもらった。
今回、本当に引退すると言っていたので、それに対して何か言う立場ではないので深井さんの意見を尊重して
今までお疲れ様でしたと気持ちよく送り出したいと思います」
■宮澤裕樹選手
「勝つしかない状況ですから、この敗戦は非常にチームにとって痛いですけど、
次の試合に切り替えて勝ち点3を取ってまたチャンスが来るのを自分たちでつかみ取りたいと思います」
「個人個人のクオリティは自分も含めてもっと上げないといけない。
戦術的なところも、もっと成熟させないといけないですし、
やることは多いですけど自分たちはもう勝っていくしかない状況ですから、しっかりトレーニングすることが大事。
自分も含めて足りないと思うので日々の練習から積み重ねて試合で勝ってチャンスをつかみに行くしかない」
「(深井選手の引退について)やっぱり悲しい気持ちになった。
チームが難しい状況から良い状況の時まで色んなシチュエーションを共にした仲間ですし、
長く一緒にボランチも組みましたし、思い入れが深い選手の一人。
年齢的に僕より下ですし、それだけ膝が悪かったというのは普段話してる時から知っていましたし、
その中でもやっていた彼の強さも知っているので、選手としてチームの勝利に貢献するのは終わってしまいますけど
彼の夢が指導者でこのチームを勝たせるというまた大きな夢があるので、それに向かってまた頑張ってくれると思うので応援したいと思います」
「僕は辞めんなって言いました。俺より先に辞めんなとは言いましたけど、
彼の足の状態だったり次の夢に向かっていく気持ちは話しているの中で感じたので、
残りのシーズン彼はピッチに立つと言ってるので、僕も彼と一緒にピッチに立ちたい。
自分の今日の様なチャンスをしっかり自分のプレー、存在価値を示さないと一緒にピッチに立つという目標は達成できないので
自分もがんばりますし、彼もトレーニングからがんばると思う。何とかピッチに立ってお互いチームの勝利に貢献できるようにやりたいと思う」