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新庄監督から託された目標 “完投”にこだわる伊藤大海投手「背番号分は勝ちたい」憧れの投手の存在も

先週末から後半戦が始まったファイターズ。

鹿部町出身の伊藤大海投手が新庄監督から託された“新しい目標”について話をしてくれました。

(伊藤大海投手)「(前半戦は)イニングもしっかり投げられていますし、いい感じで勝ちもついているので、けがなくここまで投げられているというのはいいことかなと思う」

プロ5年目、鹿部町出身の伊藤大海投手。

ここまで17試合に先発し10勝5敗。

123個の三振を奪い、防御率は2.89となっています。

昨シーズンと大きく異なっているのは「完投」の数。

昨シーズンは「5試合」でしたが、2025年はこれまでにすでに「4試合」完投しています。

(伊藤大海投手)「任せてもらったゲームは最後まで投げ切るという気持ちでいきたいですし。先発のピッチャー陣の雰囲気で面白いなと思うのは、7回1失点・7回無失点、全然ナイスピッチングなんですけど、“最後までいけなかった…”という雰囲気なので、みんながそこ(9回完投)を目指している」

7月28日までで先発投手が9回まで投げきる「完投数」は19試合と、両リーグあわせてトップとなっています。

(伊藤大海投手)「中6日(の登板)だったらたしかに120球・130球投げても大して問題ないんじゃないかなと僕は思う」

伊藤投手が“完投”にこだわるのは、憧れの投手の存在も大きく影響しているといいます。

(伊藤大海投手)「チームが強い時というのは核になる先発ピッチャーがいる。ピッチャーを目指したいなと思ったのがダルさんの時くらいだったので」

現在メジャーリーグのパドレスに所属するダルビッシュ有投手。

2005年から2011年までファイターズに在籍し、7年間で93勝。

防御率は平均で1.99で、3度のリーグ優勝に貢献しました。

2007年と2009年にはパ・リーグのMVPも獲得しています。

(伊藤大海投手)「2011年のダルさんの成績をいつも見返すんですけど、とんでもない数字を残しているので」

ダルビッシュ投手の活躍の裏には、プロとしての“姿勢”があるといいます。

(伊藤大海投手)「食事の管理だったりサプリメントのとり方だったり、ロッカーでの過ごし方であったりとか。フィールドであれだけのパフォーマンスをするにあたって準備というか。どこまでも野球に対してストイックな姿は、それこそ真のプロフェッショナルだと僕は思う。身長が足りていないけど、ヒゲもそういうのがあるし、髪が僕たまたま天然パーマだったというのがあるので(ダルに)寄せています。まだまだ追いつけないですけど、いつか追い越せるようにしっかり鍛錬していきたい」

シーズン残り52試合。

伊藤投手が目指すのはー

(伊藤大海投手)「(新庄監督は)去年までは15勝と言っていたんですけど、いつからか背番号分頼むよって変わったので。そういう期待をされるのはすごく嬉しいですし、背番号分(17)は勝ちたいと思っています。“大海が投げる日はなんとかなる”とみなさんに思ってもらえるようなピッチングをしていきたいと思います」

07/29(火) 11:45

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