【コンサドーレ】高嶺が決めた!主将の圧巻2ゴールで後半ATに逆転!2万人超の観衆も総立ちとなる劇的展開での勝利

【J2リーグ 第21節】
J1昇格へ巻き返したい北海道コンサドーレ札幌は、ホームでロアッソ熊本と対戦。
主将の高嶺朋樹選手が、利き足とは逆の右サイドバックで異例の起用となる中、ミドルシュートを2本沈める獅子奮迅の活躍、チームは劇的な逆転勝利を飾った。
試合は前半4分、ロアッソ熊本の逸材、アカデミー育ちの17歳でJ2リーグ史上最年少ゴール記録を持つ神代(クマシロ)選手に推定30メートルの〝超絶弾〟を決められ先制を許します。
開始早々の失点となったが、その後は札幌の流れるようなパスワークで熊本ゴールへ。しかし、ゴールを奪うことはできません。
1点を追う後半11分、ペナルティエリア付近の右サイドで札幌がフリーキックのチャンス、キッカーは青木選手。ゴール前へのクロスと思われたが、中央の高嶺選手へパス。高嶺選手が左足を振り抜き、ゴール隅に決め同点に追いつきます。
しかし、その5分後。熊本に再び失点を許し、またしても1点を追いかける展開に。
嫌なムードを断ち切ったのは、途中出場の新戦力ブラジル人FWマリオ・セルジオ。
後半42分、左サイド パク・ミンギュ選手からのクロスに、マリオ選手がジャンピングボレー!加入後、初得点となる期待のストライカーのゴールで2対2の同点に追いつきます。
後半アディショナルタイム…残り時間はわずか。
ここから2万人を超える札幌サポーターが大声援で後押しをする中、この男がこたえます。
ペナルティエリア外でこぼれ球を受けた高嶺選手が、思い切りよく左足を振りぬきシュート!これがゴールネットを揺らし、3対2の逆転!
試合終了間際の劇的展開に、大観衆で赤黒に染まった場内は総立ち。頼れる高嶺主将の2ゴールで、3対2で札幌が逆転勝利。チームに更なる勢いをもたらす今季2度目の連勝となった。
札幌は次節7月5日(土) ふたたびホームでレノファ山口と対戦。今季初の3連勝を狙います。