「本当に心強い選手」キーマンは17年目のベテラン!交流戦で外野手活躍 ファイターズ今後の戦い

先週末からリーグ戦が再開したファイターズ。
WBC元日本代表ヘッドコーチの白井一幸さんが、今後の戦いでキーマンに挙げたのは、このベテランでした。
(白井一幸さん)「ファイターズがリーグ優勝するためには、この交流戦が非常に重要なポイントだと思っていましたが、ファイターズらしい戦いができたというところは評価できる」
ファイターズは交流戦11勝7敗と大きく勝ち越し、先発投手が完投した試合は4試合と、投手力の高さを見せました。
特に先発の加藤貴之投手は、交流戦で3勝をあげています。
また、本塁打数は18試合で15本と、12球団で最も多くのホームランを放ちました。
(白井一幸さん)「先発ピッチャーがしっかり試合を作っていく。効果的にホームランが出て得点できた。やはり先発投手陣とホームラン、この二つの特徴が出たのが交流戦だと思います」
交流戦で白井さんが注目したのが、外野手の活躍です。
(白井一幸さん)「水谷選手が復帰して、そして五十幡選手が一番バッターとしてバッティングでもしっかり貢献できるようになったという意味では、全体的な戦力の底上げ、層の厚さというのが増してきた。五十幡選手はバットを寝かして構えるようになってから、非常にボールの軌道とバットの軌道が一致するようになってきている。変化球への対応もできるようになってきた」
外野手の層が厚くなったことを評価する中、これからの戦いで白井さんが“キーマン”として挙げたのはー
(白井一幸さん)「中島選手の存在は欠かすことができない存在だというふうに感じました」
プロ17年目のベテラン・中島卓也選手です。
中島選手は2016年のファイターズリーグ優勝・日本一を経験している数少ない野手で、6月13日に今シーズン初めて1軍に昇格しました
持ち味は「粘り」。
6月15日の広島戦では9回2アウトランナーなしから9球粘ってフォアボールをもぎとり、同点劇につなげました。
(白井一幸さん)「中島選手は本当に経験がありますし、まだまだ足も活かせる。それとともに全ポジションに近くどこでも守れる、それも高い守備力レベルで守ることができる。ベンチにいるだけで、首脳陣からすると使いどころがたくさんある、本当に心強い選手だと思います。これからファイターズが優勝争いすればするほどキーになる選手」
オールスターが開催される7月23日まであと17試合。
今後の戦い方はー
(白井一幸さん)「ファイターズというのは若いチームでまだまだ成長期にあるので、1試合1試合、目の前の試合を本当に全力で戦っていく。前半戦の最後、ラストスパートだと思って、全試合全プレー全力で臨んでほしいと思います」