【独自解説】白井一幸さん 注目は急成長みせる“絶対的抑え” ファイターズ終盤の優勝争いへ鍵は

リーグ戦残り35試合。
優勝に向けてWBC元日本代表ヘッドコーチの白井一幸さんが注目しているのはプロ4年目・育成出身のこちらの投手でした。
ファイターズは現在首位ソフトバンクとゲーム差「3」の2位につけています。
打線につながりがでてきて得点を重ねる中、白井さんが懸念しているのは―
(白井一幸さん)「(ここ5試合は)打線がつながりがでてきて29得点 大爆発はしたが、一方で好投手にあたったときにどのように攻略するかの課題が残る」
ソフトバンクのモイネロ投手や西武の今井投手など、球界を代表する投手を相手にする機会が今後も多くなると予想される中、作戦面含めて「チームとして」どう対応していくのかが重要だといいます
(白井一幸さん)「好投手がたくさん出てきますので、どうやって攻略するかがカギとなる」
そんな中、白井さんが注目しているのは―
(白井一幸さん)「バッターでチームをけん引しているのはレイエス選手」
レイエス選手の7月の打率は3割2分4厘できのう現在打点69、ホームラン23本はリーグトップの成績です。
(白井一幸さん)「(レイエス選手は)勝負強いし、ポイントでホームランもでている。打点69でリーグトップだが、100打点に届くようになれば優勝が見えてくる」
一方、投手陣は―
(白井一幸さん)「中継ぎ陣に若干の不安があります。一方で、抑えの柳川投手は完璧な内容で抑えている」
プロ4年目の柳川大晟投手は2021年育成ドラフト3位で入団し、今シーズンは33試合に登板して防御率は0.86。
9つのセーブをあげ今シーズン急成長を見せています
(白井一幸さん)「柳川投手のいいところはストレートが速く、(高身長なので)ボールに角度がある。角度のある速いストレートとフォークボール。球道の落差があり、スピードの変化が一番の特徴。コントロールも安定してきている、本人の中で自信が芽生えてきているのが一番。チームの信頼も厚い。絶対的な抑えがいるということで、先発投手陣もしっかり役割を果たすという意味で、先発陣がクオリティスタートに意識をもっていけるのではないか」
きょうからは本拠地で6連戦が待っています。
(白井一幸さん)「6連戦しっかり勝ち越す。2勝1敗⇒4勝2敗で乗り切れれば、終盤の優勝争いに期待がもてるのではないか」