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【解説】1点をもぎ取る“細かい野球”を… 首位とゲーム差「4」ファイターズ・最終盤の戦い方

レギュラーシーズンも残り18試合。

WBC元日本代表ヘッドコーチの白井一幸さんが、佳境に入ったシーズン最終盤の戦い方を独自解説です。

(白井一幸さん)「相手がどこのチームでも一戦必勝スタイルで戦っていく。トーナメント形式で戦っていく、それが必要」

レギュラーシーズンも残り18試合。

ファイターズは首位ソフトバンクとゲーム差「4」の2位となっています。

その中で活躍を続けているのがー

(白井一幸さん)「中継ぎ・抑えがしっかり頑張っている投手がたくさん出てきている」

ここ数試合、中継ぎや抑え投手がフル稼働する試合が続いています。

選手に疲れも見えてきている中、白井さんが注目しているのはー

(白井一幸さん)「ここにきて特に上原投手の安定感が抜群」

プロ10年目の上原健太投手は、今シーズン6月末に1軍昇格し、先発から中継ぎへと活躍の場を移しています。

(白井一幸さん)「ここまで、昨年までの上原投手とはまったく違って、ストライクゾーンでどんどん勝負できるようになってきている。打者に向かっていく姿勢が全面に出てきているので、中継ぎ・抑えを任される投手としては非常に良いと思っています。特にストレートでしっかり押し込むことができています」

上原投手はここまで20試合に出場し、1点も点数を与えていません。

(上原健太投手)「(ピンチの場面でのファンからの)あの拍手は本当に後押しになりました。ここまでみなさんの力が背中を押してくれるのかと改めて感じた瞬間でした。ありがとうございます」

上原投手が好調を維持する中、ファイターズの最終盤の「戦い方」とはー

(白井一幸さん)「初回から手堅い作戦、送りバントやスクイズだったり、プロ野球の世界では最近あまり見なくなりましたが、ファイターズのチームの強みを考えると、初回から高校野球のように1点をもぎとる野球、これが求められていくと思う」

ファイターズはバントの数が「48」とリーグ最低の数字となっています。

1点を争う試合を制するために「細かい野球」を確実に実践することが大事と白井さんは話します。

さらにー

(白井一幸さん)「走塁面でも足の速い選手が盗塁をすることだけではなくて、“走るぞ走るぞ”という姿勢を見せながら相手のバッテリーに揺さぶりをかける。そのことで隙ができる。そういう意味では、足の速い選手というのはこれからの試合ではより重要になってくる」

最後まで諦めない戦いをー

2016年以来9年ぶりとなるリーグ優勝、そして日本一を目指して、シーズンは残り18試合です。

09/09(火) 11:39

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