暑サニ負ケズ 真夏のサマージャンプ 丸山希&小林朔太郎2連勝!

<8月2日 札幌市長杯大倉山サマージャンプ>
ジャンプスーツを身にまとった選手達が口々に「あっつ…」と顔をしかめる程の猛暑の中行われた、札幌サマージャンプ3連戦の2戦目。
今季初の大倉山・ラージヒルの試合も同様に男女共、白熱した展開となりました。
女子優勝は丸山希選手。
きのう宮の森で行われた1戦目に続いての連勝となりました。
1回目のジャンプを終えて3位で迎えた2回目は、大倉山のK点(=123m)を越える124mのビックジャンプ。
その後2位の一戸くる実選手、トップの伊藤有希選手も120m台のジャンプを決めましたが、丸山選手の得点には及びませんでした。
丸山選手にとって大倉山は約4年前、ジャンプをした際に転倒し、左ひざ全十字じん帯損傷などの大ケガを負い、北京五輪出場を逃した舞台でもあります。
当時の事を交えて丸山選手は「4年前にケガした時は(当時日本代表の)伊藤有希さん・岩渕香里さん・勢藤優花さんが医務室まで来て、大丈夫だよ!大丈夫だから、と声をかけてくれました。その大倉山でオリンピック前に優勝できたのは成長を感じます。痛みを感じずにジャンプが出来るのは最高なことだなと感じています」と振り返った。
男子優勝は小林朔太郎選手。
こちらもきのうに続いて2連勝。
1回目で大倉山のヒルサイズ(=安全に着地出来る目安)137mを越える138.5mのビックジャンプを決め、佐藤幸椰選手に次ぐ2位の好位置につけます。
圧巻だったのは2回目、143mのスーパージャンプに観客からも大歓声が上がりました。
衝撃のジャンプで逆転優勝を果たした小林選手は「昨日のノーマルヒルときょうのラージヒル。色んな台で優勝出来るのはしっかり技術が身についてきている証拠。2位と優勝は全然違うので、きょうも勝ち切る事が出来て良かった」と振り返りました。
あすも大倉山で札幌サマージャンプ3連戦の3戦目が行われます。
【試合結果】
★女子
優勝 丸山希 190.9
2位 一戸くる実 179.5
3位 伊藤有希 177.3
4位 葛西春香 152.8
5位 佐藤柚月 131.7
★男子
優勝 小林朔太郎 288.5
2位 佐藤幸椰 273.1
3位 二階堂蓮 259.9
4位 小林潤志郎 248.9
5位 葛西紀明 237.7