「できることを最大限やる」チームを支えるベテラン・中島卓也選手 日本一を経験…当時との共通点は「最後まで諦めない」

ファイターズの中島卓也選手が、プロ入り17年目の強い決意や日本一経験者としての若手への思いを口にしました。
(中島卓也選手)「やはり(選手生活に)終わりはあるので、その終わりがある中で最後どうできるのかというのが大事。(優勝のために)できることをやるのが一番。ひとりひとりが勝つためにそれぞれの仕事をやるだけ」
プロ17年目の中島卓也選手。
2016年のファイターズ日本一を経験している数少ない野手で、2015年には盗塁王にも輝いています。
今シーズンもその「足」は健在で、34歳になったいまも代走としても10試合に出場。
盗塁も決めています。
(中島卓也選手)「走れなくなったら終わりだと思っているので、脚力を落とさないようにトレーニングをしながら、やるところはしっかりやってケアするところはケアしてというメリハリが大事かなというのはありますね。心掛けているのは1日1本は全力で走るというのはやっています」
一方、守備では感じたことのない思いも芽生えているといいます。
(中島卓也選手)「いまはファーストだったりサードだったりその辺で出ていると緊張しますよね。ファーストの難しさは実感していますね。いままでのファーストの人たち、特に中田さんとかやっぱりうまかったなって、本当に助かったなっていうのはありますね」
2016年の日本一を経験した中島選手。
いまのチームとの違いは?
(中島卓也選手)「雰囲気とかは似ている。きょうよく勝ったなという試合がことしもあったし、その辺は似ていると思う」
日本一になった2016年は6月19日から15連勝。
特に9回2アウトから追いつき12回ウラにサヨナラ勝利した試合が印象的だったといいます。
今シーズンも2アウトから粘り、サヨナラ勝利をつかむなど共通点が多いと中島選手は見ています。
(中島卓也選手)「最後まで諦めないというそういうところは似ていますよね。違うと言ったら“選手の若さ”が一番違うのではないかと思う。若さゆえの“乗ったらコワイ”というのはありますけど、乗らなかったときが…。(大事な試合で)がんばろうとしすぎて普段できないことをやろうとしたりとか、そうなってくると体も固まってくるし緊張したりするから、本当に場面場面で自分がいまできることを最大限やることが一番」
中島選手を慕う10歳ほど年の離れた選手たち。
“乗ったらコワイ”若い野手陣をベテランが平常心で支えます。
ことしやりたいことはもちろんー
(中島卓也選手)「優勝旅行いきたいですね。僕2回行ったんですけど独身だったので、今回もしいけたら家族を連れていけるので、家族と一緒に行きたいなと思います」